お水とスキンケアの話

【Q1】1日にどれぐらいの水分補給が必要？

涼しい季節でも人間の体内からは日々2ℓ近くの水分が失われます。個人差はありますが、平均すると1日に2～3ℓの水分補給が必要に。ジュース等の糖類を多く含む飲料は、身体を酸化させる原因となるので、お肌のコンディションを整えるためには、良質なお水で水分補給を心がけましょう。

【Q2】デトックスには、硬水がいい？

水分中のカルシウムやマグネシウムの濃度が高い硬水は、デトックス効果が高いといわれていますが、多量に飲むとお腹がゆるくなる場合も。このため、体質によっては向かないこともあります。日本で採れる天然水はほとんどが軟水なので、日本人の身体のデトックスには、軟水が合うという説があります。

【Q3】スキンケアに効果的なお水の飲み方は？

腸内の水分が不足すると便秘になりがちです。便秘は、肌荒れや肌のくすみを引き起こす原因になります。朝起きたら、まずはコップ1杯のお水を飲むようにしましょう。
腸が刺激されて働きが良くなると、お肌の調子も良くなるでしょう。寝る前にもコップ1杯のお水を。寝ている間の水分を補うことができます。

【Q4】お水を飲みすぎるとむくんでしまうような…。

水分を摂りすぎることでむくんでしまうということはありません。むくみの原因は代謝が悪くなっていること。立ち仕事やデスクワーク、運動不足等でリンパの働きが悪くなっていませんか？歩いたり、体全体をよく動かすような運動を取り入れて、リンパの働きをよくしていきましょう。

【Q5】飲む以外のスキンケアの方法はある？

化粧水代わりに使用するのもおすすめです。軟水のミネラルウォーターをスプレータイプのボトルに詰めて、お肌にふきかけ、やさしくパッティングします。化粧水の添加物・保存料に敏感なお肌の弱い方もこれならば安心です。硬水のミネラル分はお肌を乾燥させる場合もあるので、軟水を選びましょう。

「中からと外からの美と健康」を信念に多方面で活躍するアスリート医師。
（自由が丘クリニック美容外科・美容皮膚科・美容内科）
東京女子医科大学を経て、都内美容クリニックで院長を務めた経歴を持つ。
現在は『中からと外からの美容と健康』を信念に、注入やスレッドリフト、レーザー等を用いた外見へのアプローチと、予防医学や栄養学に基づく体の中へのアプローチの両面で「患者様の美と健康」を追求している。また、トライアスリート日本代表に選ばれたこともあり、2019年1月には文藝春秋より『アスリート医師が教える 最強のアンチエイジング食事術51 運動術26』を刊行した。