ウォーターサーバーの電気代はどれくらい?なぜ電気を使うの? そんな疑問をすべて解決!

ウォーターサーバーを導入するうえで気になるのはやっぱり費用ですよね。ポットや冷蔵庫の良いところを兼ね備えているウォーターサーバー! 今回の記事では、ウォーターサーバーの電気代と、温水や冷水の温度を維持するカラクリを紹介します。
そもそも一人当たりの電気代ってどれくらい?

一人当たりの電気代がどれくらいなのかご存知ですか?
総務省統計局の家計調査によると、2017~2019年における1人~4人世帯の月間での平均電気代は以下の表のとおりです。これはマンションや戸建て等、すべての住居形態を含んだ電気代です。
地域や季節によって、金額は異なりますのでご注意ください。※1
単位:円 | 1人暮らし | 2人暮らし | 3人暮らし | 4人暮らし |
---|---|---|---|---|
2017年 | 5,392 | 9,176 | 10,485 | 11,239 |
2018年 | 5,852 | 9,559 | 11,024 | 11,719 |
2019年 | 5,700 | 9,654 | 11,116 | 11,761 |
ウォーターサーバーの消費電力測定に関しては、日本宅配水&サーバー協会(以下、JDSA)制定による、「日本宅配水&サーバー協会 消費電力測定基準」というものがあり、それに則って計測されています。※2
エコモードを搭載したスリムサーバーⅢの電気代は、以下の通りです。
【月額電気料金】
スリムサーバーlll(ロングタイプ)の場合
通常使用時:約630円(1日あたり21円~)
エコモード使用時:約500円 (1日あたり17円~)
※1日あたりの算出方法 月額電気料金÷31日(小数点第一位は切り上げ)
※エコモード使用時(6時間/日)の電気料金は通常の約2割減が目安です。
※JDSA基準(1804)による測定結果です。
※お客様のご使用状況により電気料金は変わります。
※温水・冷水ともに、各600㏄/日、36L/月使用時、27円/kwhとして算出しています。
スリムサーバーⅢ以外にも様々なウォーターサーバーをご用意しています。他のウォーターサーバーの電気代については以下よりご確認いただけます。
ウォーターサーバーの電気代はどれくらい?

ウォーターサーバーはなぜ温水も冷水もすぐ使えるのでしょうか。どのような仕組みで動いているのか、プレミアムウォーターのスリムサーバーⅢ(ロングタイプ)を例に解説します。
〇温水
スリムサーバーⅢ(ロングタイプ)のお湯は約85℃に設定されており、いつでも手軽に使えて非常に便利です。
タンク容量や消費電力については以下の通りです。
タンク容量 | 2ℓ |
---|---|
消費電力 | 350W |
温水設定温度 | 約85℃ |
スリムサーバーⅢは温水の設定温度85℃を下回った場合、加熱装置(ヒーター)が働き始めます。
下記の図が動作イメージとなります。

図で見ると分かるように、ウォーターサーバーの温水はこの繰り返しでお水の温度を保っています。
スリムサーバーⅢは、温水タンクの保温性を高めることで、通常使用時の消費電力を抑えています。
また、エコモードをオンにしている場合、就寝等でお部屋が暗くなった状態をエコセンサーが感知すると、自動的に加熱装置(ヒーター)の電源を切ることで、通常使用時と比べ消費電力を抑えることができます。
〇冷水
スリムサーバーⅢ(ロングタイプ)の冷水の上限温度は約6℃で設定されています。
タンク容量や消費電力については以下の通りです。
タンク容量 | 2.2ℓ |
---|---|
消費電力 | 80W |
冷水設定温度 | 約4℃ |
温水とは反対で一定の温度を上回った場合に冷却装置が働き始め、冷水の設定温度を下回るまで働き続けます。この冷却装置にはコンプレッサーという部品が使用されており、冷蔵庫やエアコンにも組み込まれている仕組みと同じものです。
下記の図が冷却時の動作イメージです。

以上のように、加熱装置(ヒーター)や冷却装置(コンプレッサー)が動作する際に電気を使って、温水や冷水の温度を保つ仕組みとなっています。このように、保温性・保冷性が高いから頻繁な加熱冷却でも電気代を必要最低限に抑えることができています。
電気代だけでなく手間を含めて考える

「手間いらず」がウォーターサーバーの最大のメリット!
ウォーターサーバーの仕組みについて動作イメージ図も用いて説明しました。
温水しか使わないという人は、使用頻度よってやかんや電気ケトルの方がお得かもしれません。
しかし、容量が少なく保温機能がないため、その都度沸かす必要があります。
白湯やコーヒー等を飲むときでもウォーターサーバーであれば都度沸かす必要がなく、すぐにご利用いただけます。
また、冷水しか使わないという人も、買ってきたお水等を冷蔵庫で冷やす必要があり、冷蔵庫内の限られたスペースが占有されてしまいます。詰め込みすぎてしまうと冷気の循環が悪くなり、余計に電気代がかかる等の弊害もあります。
ウォーターサーバーであれば、冷水もご利用いただけるので便利です。
使用用途によってはウォーターサーバーのメリットは多いので、温冷水を定期的に使う方はぜひ「ウォーターサーバー」を検討してみてください。
ウォーターサーバーで備蓄のススメ!
近年では感染症の拡大や震災等の天災等によって備蓄を意識するご家庭も増え、災害時の水不足に備えお水等の備蓄の重要性について農林水産省でも呼びかけています。※3
プレミアムウォーターのお水の賞味期限は未開封の状態で製造から約6か月です。
消費しながら備蓄(ローリングストック)すれば、常に新鮮なお水を保管しておくことができます。
災害時に必要な飲用水は1人1日あたり3ℓです。 そして、各家庭には3日分の備蓄を用意することが望ましいと言われています。※3
たとえば4人家族の場合なら、4人×3ℓ×3日で36ℓの飲料水を確保しておく必要があります。プレミアムウォーターのお水であれば、12ℓボトルの場合は3本、7ℓのボトルの場合であれば5~6本となります。
非常時にご利用いただける「非常用キット」もございます。
いざというときのために、ウォーターサーバーの導入もご検討ください。
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参考文献
- ※1 家計調査年報(総務省統計局)
- ※2 消費電力測定基準(日本宅配水&サーバー協会)
- ※3 緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド(農林水産省)