お豆腐の水切り方法8選!時短やキッチンペーパーなしでもできる裏技も紹介
冷奴にしたりお味噌汁の具にしたりと、そのまま食べても火を通してもおいしいお豆腐は、日々の食卓に欠かせない食材です。
お豆腐には水分がたくさん含まれているため、調理方法によってはあらかじめ水切りをして水分を減らしておく必要があります。今回は、定番のやり方からいざというときに役立つ裏技的なやり方まで、お豆腐の水切りをする方法について紹介します。
目次
お豆腐のおすすめ水切り方法
まずは、お豆腐の水切りをするときに広く使われているスタンダードな方法を知っておきましょう。ご家庭で手軽にできる3つの方法について解説します。
①電子レンジ
短時間で水切りをしたい方に向いているのが、電子レンジを使う方法です。 お豆腐をキッチンペーパーで包んで電子レンジ対応の容器に入れ、500Wの電子レンジで3分ほど加熱するだけで水切りが完了します。非常に手軽で時間もかからず、豆腐ハンバーグや白和え等を調理したいときに便利です。あらかじめ小さくカットしておくと、より短時間で完了します。
ただし、熱しすぎると豆腐に穴が空き崩れやすくなってしまうので、適切な加熱時間を守ることが大切です。また高温になりやすく、不用意に触ると火傷してしまうこともあるので、取り扱いには注意しておきましょう。
②茹でる
お豆腐を茹でて水抜きをするのは、従来からある方法です。お水を張ったお鍋にひとつまみのお塩を入れます。 お豆腐をそっと入れて、沸騰したら弱火にしてください。3~5分茹でてからザルに乗せ、しばらく放置しておきましょう。しっかり水切りができます。
お豆腐の風味が抜けやすいので、ゴーヤチャンプルーや麻婆豆腐等のしっかり味をつける、そしてお豆腐が温まっても問題ない料理におすすめです。なお、茹でるときにお水に塩を入れると、豆腐から水分が出やすくなり、その後の料理で味が染みやすくなるので、試してみてください。
お豆腐を茹でるやり方は電子レンジと違って火を使うので、うっかり放置してしまわないように気をつけましょう。熱湯を扱う以上、火傷にも注意が必要です。
③重しを乗せる
お豆腐をキッチンペーパーで包み、その上に食器や調理器具等を重しとして乗せておくやり方は、昔から使われている水抜きの方法です。加熱しないため、冷たい状態でお豆腐を食べたいときに向いています。
重しを乗せておく時間を変えることで水の抜け加減も変わり、冷奴から麻婆豆腐まで様々な料理に活用できるのがメリットです。お豆腐の水気を残しつつ、冷奴やサラダにするときは、10~15分ほど置いておきましょう。
ただし、手軽ではあるものの時間がかかるのがネックで、しっかりと水分を抜きたいときは一晩置いておく等の時間の調整が必要です。短時間でしっかりと水切りしたいときは、ほかの方法が良いかもしれません。
時短やキッチンペーパーがないとき等の裏技
お豆腐の水抜きはそれほど難しい作業ではありませんが、手間や時間をかけられないときもありますよね。そんなときに役立つ裏技をご紹介します。
裏技①:キッチンペーパーがないとき
お豆腐の水切りは、レンジを使うときも重しを乗せるときもキッチンペーパーで包むのが定番です。とはいえキッチンペーパーが必須というわけではなく、使わずに水切りすることもできます。キッチンペーパーなしでお豆腐の水切りをするときに用意するものは次の通りです。
・ラップ ・豆腐が入るサイズのバットか深さのあるお皿 ・重しになる底が平らな食器等やり方は、バットか深さのあるお皿にお豆腐を入れ、お豆腐から容器まで全体を覆うようにラップをかけてその上に重しを乗せるだけです。20~30分ほど放置したら、ラップを外して容器の中に溜まったお水を捨てましょう。キッチンペーパーを切らしているときや、手軽に水切りをしたいときにおすすめの方法です。
裏技②:木綿豆腐を使う
水切りを省略したいときは、木綿豆腐を使うのもひとつの方法です。木綿豆腐は製造の段階で水分を抜いて固めるため、絹ごし豆腐よりも含まれている水分の量が少なく、食感が硬めなのが特徴です。そのため火を使う調理に使っても崩れにくく、お豆腐の四角い形を生かしたい田楽(でんがく)等のメニューをはじめ、ゴーヤチャンプルーやお豆腐の厚揚げ等の水分を飛ばしたい料理に向いています。鍋に入れるときも、木綿豆腐のほうが煮崩れしにくく、味も染み込みやすいためおすすめです。
さらにザルにあげて重しを乗せておけば、絹ごし豆腐を水切りするよりも簡単に固いお豆腐になります。お豆腐の食べ方や食事のメニューによって、木綿豆腐と絹ごし豆腐を使い分けましょう。
裏技③:時短にはお豆腐を切る
お豆腐の水切りを短時間で済ませたいときは、電子レンジを使うのが一般的です。さらに時短したいときには、あらかじめお豆腐を切っておき、ザルやバット等にあげておきましょう。買ってきたときのサイズのままで水抜きするよりも水分が抜けやすくなります。
適当なサイズに切るだけでよく、手間もほとんどかかりません。お豆腐の形やある程度の大きさをキープしたいときは使えない方法ですが、そうでないレシピに使うときに試してみてください。
裏技④:冷凍豆腐を作る
お豆腐はお肉やお魚のように冷凍して保存できます。凍らせることで水分が抜けて歯ごたえのある食感になるので、豆腐ハンバーグやいり豆腐を作る際におすすめです。冷凍した状態で3週間から1か月程度保存でき、毎日の調理や時短にも役立ちます。お豆腐を冷凍する手順は次の通りです。
1.お豆腐を6等分程度の大きさにカットする 2.カットしたお豆腐同士がくっつかないよう、間にラップを挟む等して包んでいく 3.冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫に入れる凍らせたお豆腐は、ラップをしたまま電子レンジで解凍すると適度に水分が抜け、扱いやすくなります。600Wで100gにつき1分10~20秒ほど加熱しましょう。また、冷蔵庫に入れておくことで自然解凍もできます。
裏技⑤:超簡単!パックのまま立てかける
時間がないときや極力手間を省きたいときは、パックに入った状態でも水切りできます。やり方はとても シンプルで、お豆腐のパックに包丁等で切り込みを入れて水を捨て、縦にして立てかけておくだけです。縦にすることで水が下に溜まり、自然と水分が出ていくため、結果的に水切りができます。手っ取り早く水切りをしたいときに試してみてください。
水切りグッズを使う
100円均一ショップやキッチン雑貨を扱うお店では、より便利にお豆腐の水切りをするためのグッズが並んでいます。頻繁にお豆腐の水切りをするのであれば、水切り専用グッズを検討してみてください。
100円グッズを利用する
内部にザルがセットになっているタッパーなら、お豆腐をザルの部分に入れておくだけで自然と水分が下へ落ち、水切りができます。買ってきたお豆腐を移し替えるだけでよく、キッチンペーパーも使いません。お水を入れれば保存容器にもなり、一石二鳥です。お豆腐の水切り器を使う
押し板を使って圧力をかけることで水切りをするお豆腐専用の水切り器なら、お豆腐の形を崩すことなく水切りできるうえ、余分なスペースを取りません。
水切りをした後のお豆腐を取り出しやすい工夫もされているので、型崩れの心配もなくなります。キッチンペーパーも不要で、ケースごと冷蔵庫に入れておけば長時間の水切りも可能です。
お水とお豆腐の深い関係性
お豆腐の歴史は長く、中国の北宋時代(960年~1127年)初期にはあったものの、日本に伝来した時期は正確には分かっていません。
国内での豆腐に関するもっとも古い記録は寿永2年(1183年)の日記といわれ、「唐符(とうふ)」を神前に奉献したと記されています。鎌倉時代以降は、田楽や精進料理等でお豆腐が広く使われるようになり、江戸時代にはお豆腐を使った料理法をまとめた本「豆腐百珍」が書かれました。※1
豆腐料理といえば京都が有名ですが、これにはお水のおいしさが関係しています。※2
関西のお水は関東のお水と比べて硬度が低く、例を挙げるとすると、伏見の「御香宮水」や大阪の「離宮の水」等、「名水」や「霊泉」「霊水」と呼ばれるお水が名物となっているスポットが少なくありません。※3 ※4
お豆腐は水分を多く含むシンプルな食材だからこそ、使われるお水によって味わいが変わってくるのです。
常温保存できるお豆腐を活用しよう
お豆腐は一般的に要冷蔵の食品で賞味期限も短く、購入したら数日の内に食べ切ってしまわないといけません。しかし最近では、長期にわたって常温保存が可能なお豆腐が販売され始めています。
常温保存ができるお豆腐は、常に一定量の品物を備蓄しておく「ローリングストック」におすすめです。災害が起きたとき等の緊急時にも手軽にタンパク質がとれるので、お水や食品と一緒にストックしておきましょう。
プレミアムウォーターでは、ウォーターサーバーのお水ボトルを活用したローリングストックを推奨しています。さらに公式Webサイトではお豆腐を使ったおすすめレシピを掲載しているので、ぜひアクセスしてみてください。
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参考文献
- ※1 豆腐の歴史(一般財団法人 全国豆腐連合会)
- ※2 豆腐の原料・作り方(日本豆腐協会)
- ※3 ゼロから理解する水の基本(監修千賀 裕太郎/2013)
- ※4 環境省選定 名水百選(環境省)
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