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蒸留水とは?何に使うの?作り方や注意点等を紹介

作成者:プレミアムウォーター
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ドラッグストア等で「蒸留水」や「精製水」といった商品を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
飲料コーナーとは別の場所に陳列されているので、「飲めるの?」「何に使うもの?」等の疑問を持っている方もいるかもしれません。

本記事では、蒸留水とは何なのかわかりやすく解説します。用途や家庭での作り方も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

蒸留水とは

「蒸留水」という言葉を聞いたことはあっても、具体的にどのようなものなのかは知らない方も多いでしょう。

はじめに、蒸留水とはどのようなものを指すのかを解説します。

蒸留水は精製水のひとつ

ろ過や殺菌によってミネラルや不純物を取り除いたお水を精製水といい、蒸留水はそのひとつです。※1

精製水は処理の方法によって、以下のような種類に分類されます。

  • 蒸留水
  • RO水(ピュアウォーター:純水)
  • イオン交換水 等

蒸留水は蒸留によって不純物を取り除いたものです。そのほか、RO膜という特殊なろ過膜で処理したものをRO水、イオン交換樹脂によって処理したものをイオン交換水といいます。

1-1-1.滅菌されているから安全?

精製水は適切な方法で精製や管理がおこなわれていて、安全なものです。ただし、滅菌処理をおこなうかどうかは精製水の用途によって異なります。

精製水は一般的に製剤の原料や試薬の調整に使われますが、点眼剤や注射液には精製水をさらに超ろ過や滅菌した「注射用水」や「滅菌精製水」等が用いられます。これらは蒸留水やRO水等とは製造方法が異なり、試験に合格した品質のものです。※1

このように、すべての精製水が必ずしも滅菌されているというわけではありません。

蒸留水のpHは7.0

液体が酸性なのかアルカリ性なのかを表す指標として、pH(ピーエイチ)が使われます。pHは1から14まであり、7より小さく1に近づくほど酸性、7より大きく14に近づくほどアルカリ性となります。pHが7の場合は、中性です。

純水のpHは理論上7.0で、蒸留水のpHも7.0です。ただし、大気中の炭酸ガスが溶け込むとpHはやや酸性に偏ることがあります。※2

自然水のpHはおおむね5から9で、水道水も同じく中性付近の値になることが望ましいとされています。※3

蒸留水は飲むもの?何に使うの?

蒸留水がどのようなものか分かったところで、「蒸留水は飲めるの?」「何に使うもの?」といった疑問がある方もいるでしょう。

ここからは、蒸留水の用途について解説します。

一般的には飲用水ではない

蒸留水は、一般的には飲用水ではありません。通常、ミネラルウォーター等の飲むことを目的としたお水は「賞味期限」や「消費期限」が記載されます。一方、蒸留水を含む精製水には「使用期限」が記載されており、飲料ではなく試薬の調整等に使われるものとして販売されています。

ただし、飲用のためのペットボトルのお水は賞味期限が切れても品質の変化が少なく、災害備蓄品として長期保存されるケースもあることから、一部のものについては期限表示の省略が許されています。※4

また、近年ではピュアウォーター(純水)に分類されるものを「蒸留水」という名称を付けて販売している商品も見られます。

2-1-1.蒸留水は危険?

蒸留水は一般的に試薬等医療用途で使われていて、飲用水としては販売されていないので、「飲むと危険」だと思っている方もいるかもしれません。しかし、先ほど紹介したように飲用として販売されている蒸留水もあり、「飲んではいけない」というわけではありません。不純物が取り除かれているので、安全であるともいえます。

ただし、蒸留水は滅菌精製水とは異なり、無菌性が求められていないことから開封後はできるだけ早く使うよう指示されています。※1

「蒸留水だから菌が全くいなくて安心」というわけではないので、注意してください。

また、蒸留水を含む精製水は不純物だけでなくミネラル等のお水のおいしさとなる成分も除去されているので、「おいしくない」「飲みにくい」と感じる方もいます。

美容に取り入れる

手作りの化粧水等を作るときは、精製水を使うことが推奨されています。 精製水を購入するときは、「第三類医薬品」とされているもので「日本薬局方」の表示があるものを選びましょう。日本薬局方とは、医薬品等の有効性や安全性を確保するために法律で定められた規格基準書です。※5

手作り化粧水を使用するときは、あらかじめ殺菌した清潔な容器に保存し、なるべく早く使い切るようにしてください。精製水自体は不純物や菌が除去されているものですが、化粧水の保存容器や作成時に使う器具、手指が汚れていると、そこから雑菌等が混入してしまう恐れがあります。

開封後の精製水や手作り化粧水のにおいや色等に変化があった場合は、使用しないようにしましょう。

アロマや香り付けに使われる

蒸留水は、アロマや香り付けとしても使われています。リラックス効果を目的として、お水にハーブやバラ等を入れて蒸留したハーブウォーターやローズウォーター、ローズオイルが販売されています。

これらの商品は化粧水やルームフレグランスのほか、ドリンクやゼリー、デザート等の香り付け、味に深みを与える調味料としての役割もあり、食用も可能です。

注意点は加湿器に使用しないこと

精製水は菌が除去されているので、加湿器に使用したいと考える方もいるかもしれません。ネット上では、加湿器にカルシウム等のミネラルが固まった白い粉や塊が付着しないように、精製水の使用をすすめている情報も見られます。

しかし、精製水は純度が高く雑菌が繁殖しやすいため、加湿器に精製水を使用するのはやめましょう。水道水には消毒のための塩素が含まれていて、基本的にメーカーは水道水を使うよう推奨しています。

加湿器の取扱説明書に「水道水以外は使用しないこと」と記載されているケースもあるので、メーカーの指示に従って精製水や蒸留水等は加湿器に使用しないよう注意してください。

蒸留水の作り方

蒸留水はご家庭でも作ることができます。自分で蒸留水を作ってみたい方は、次の手順で水道水の蒸留にチャレンジしてみましょう。

  1. 大きめのステンレス製の深型鍋に水道水を半分ほど入れる
  2. 鍋の中にガラスボウルを浮かべる
    ※浮かない場合は、金網等を使ってガラスボウルが鍋底に触れないようにしてください。
  3. 鍋を火にかけ、お水を沸騰させる
  4. 鍋の蓋を裏返して鍋にかぶせ、その上に氷を敷き詰める
  5. 鍋の中で発生した水蒸気が蓋の氷で冷やされ、水滴がガラスボウルに落ちる
    ※これが蒸留水となります。
  6. 必要量がガラスボウルに溜まったら鍋を火からおろす
  7. 鍋からガラスボウルを取り出す
  8. ガラスボウルに溜まった蒸留水を冷やし、保存容器に移す

上記の手順なら、鍋とガラスボウルだけで蒸留水が簡単に作れます。

蒸留中は蒸留水を沸騰させないように注意してください。ガラスボウル内のお水が沸騰し始めたら、コンロの火を弱めましょう。

ガラスボウルを鍋から取り出すときは、火傷しないように気をつけます。鍋のお湯が冷めてからガラスボウルを取り出すようにすると安全です。

蒸留水は取り扱いに注意しよう

蒸留水は精製水のひとつで、ドラッグストア等で購入するほか、家庭でも簡単に作ることが可能です。購入した場合でも自分で作った場合でも、保存方法に気をつけて早めに使い切りましょう。先ほど紹介したとおり、精製水は水道水と違って消毒用の塩素が含まれておらず、雑菌が繁殖しやすいという特徴があります。

精製水や蒸留水は家庭では主に手作り化粧水に使われますが、直接お肌につけるものなので、雑菌が繁殖しているとお肌トラブルにつながるかもしれません。

蒸留水そのものや、蒸留水を使って作った化粧水等は、容器の口や蓋を清潔に保って早めに使い切り、においや色の変化、にごりや沈殿等がある場合は使用しないようにしてください。

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