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pHとは何?お水の性質を簡単解説

作成者:プレミアムウォーター
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pHとは

洗顔料や化粧水、ボディソープ、洗剤等の日用品に「弱酸性」や「中性」と書かれているのを目にしたことがありませんか?

近年、pH(ピーエッチ)に気をつけて美肌を目指す美容情報もよく発信されています。一方で「弱酸性やpHってどんなものだったっけ?」「小中学校で習った覚えはあるものの忘れてしまった」と疑問に感じる方も居るのではないでしょうか。
そこでこの記事では、お水の性質を示すpHの基本を分かりやすく解説します。

pHとは何?

pHとは

pHは「お水の性質を知る指標」

簡単に言うとpHとは物質が溶けたお水の性質を示す指標です。例えば、長さを計測するのにcm(センチメートル)やm(メートル)といった指標を使います。pHも同様で、お水の性質を測り、数値として表すのに使用します。

お水の性質にも様々な種類がありますが、pHはその様々な物質の中からお水が酸性・中性・アルカリ性のどれなのかを判断するものです。

pHの正式名称は「水素イオン濃度指数」です。この考え方は1909年の北欧にて、初めて学会で受け入れられました。その後、様々な研究が重ねられ、世界共通の定義が誕生しています。
しかし、これは直接計測できるものではなかったため、実用上のpHはあらためて各国で定義されました。日本ではアメリカ、イギリス、フランスの規格を参考として、1957年3月にpH測定方法に関する日本工業規格(JIS)が定められたという歴史があります。※1

ちなみに、pHを「ペーハー」と読んでいる方もいらっしゃると思いますが、上記の日本工業規格(JIS)が定められた際に正式な呼び方を「ピーエッチ」に統一されました。※2

リトマス試験紙を覚えていませんか?

小学校の理科の実験で、リトマス試験紙を使って実験した記憶のある方も多いのではないでしょうか。リトマス試験紙は人工的に合成した試薬を染み込ませた紙です。お水に浸すことでpHを簡易的に計測できます。

赤色のリトマス試験紙はアルカリ性の水溶液に浸すと青色に、青色のリトマス試験紙は酸性の水溶液に浸すと赤色に変化します。中性の場合、色の変化はありません。

大人になった今、あまり目にすることはないかもしれませんが、実はアクアリウムの水質管理やガーデニングの土壌管理、ペットの簡易尿検査等、様々なシーンで使われています。

pHの定義

pHはお水の性質を表す指標であり、単位でもあるとお伝えしましたが、具体的には何をどのように計測するのでしょうか。ここではpHの定義を簡単に説明します。

前述の通り、pHの正式名称は「水素イオン濃度指数」です。お水の中に水素イオン(H+)がどの程度存在するかを測り、酸性・中性・アルカリ性のどれなのか判定します。 水素イオンが多いと酸性、水素イオンより水酸化物イオン(OH-)が多いとアルカリ性、比率が同じ場合は中性です。理論的にはpH=-log10[H+]と定義されています。※3

pH7が基準

次はpHの数値の読み取り方です。pHの値は最小値が1、最大値が14です。基準となる数値はpH7。この値を中性とし、これより数値が低いと酸性、高いとアルカリ性だとわかります。数値が小さいほど酸性の度合いが強く、反対に数値が大きいほどアルカリ性の度合いが強いといえます。※3

酸性とアルカリ性

pHによって示される酸性とアルカリ性にはそれぞれ性質があります。酸性には金属(鉄・マグネシウム・亜鉛等)を溶かす力があります。触れるとチクチク感じることがあり、舐めると酸っぱいのも特徴です。食品でいうと、酸っぱいレモン汁やお酢は酸性に分類されます。一方、アルカリ性にはタンパク質等を溶かす力があります。触るとヌルヌルし、舐めると苦く感じられるのが特徴です。

健康を気にする方は、酸性食品やアルカリ性食品という分類を耳にしたことがあるかもしれません。実は食品のpHによる分類は、定義がやや異なります。

前述の通り酸性は酸っぱい味、アルカリ性は苦い味という違いがありますが、実は酸っぱいはずのレモンはアルカリ性食品です。これは食品の分類が、体内で消化吸収される際のpHによって決められるためです。レモンは体内に入るとアルカリ性となるため、アルカリ性食品に分類されているのです。※4

身近なもののpHは?

pHとは

お水や飲料、食品

私たちの生活に身近なお水や飲料、調味料等の飲食物にもpHがあります。 一般的に酸っぱいものは酸性、苦いものはアルカリ性です。しかし、体内で消化吸収されることでpHが変わるものがあります。

例えば、レモンは約pH2の酸性を示していますが、アルカリ性食品とされています。このように実際のpHと食べて消化吸収された際のpHを判別し、酸性食品・アルカリ性食品と分類されているのです。そのため、実際のpHを覚えておくよりも酸性食品かアルカリ性食品かを覚えておくと良いです。

酸性食品
…肉・魚・卵・砂糖・穀類等

アルカリ性食品
…野菜・果物・海藻・きのこ・大豆等

温泉

温泉には様々な種類があり、温度や成分だけでなくpHによっても分類されています。

単純泉
…1kgに溶けている物質量が1,000mg未満、かつ湧き出る際の温度が25℃以上の温泉

アルカリ性単純温泉
…1kgに溶けている物質量が1,000mg未満、かつpH8.5以上の温泉
※pH7.5~8.5程度の温泉は弱アルカリ性の温泉とみなされます。※6

酸性泉
…1kgのうち水素イオンが1mg以上含まれている温泉
pHでいうと3未満の性質を持つ温泉がこれにあたります。酸性泉には強い殺菌効果があるとされており、アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬、ニキビ肌等におすすめとされています。※7

このように成分によって細かく分けられています。

アルカリ性温泉は同じ性質を持つ石けんと同じく、肌の角質や皮脂を落として皮膚を柔軟に保つ作用があります。肌がツルツル、スベスベになるため「美肌の湯」と称されることもあります。一方で、酸性泉は、殺菌力が高い分、肌への刺激も強い傾向です。

どちらも肌の弱い方にとっては影響が懸念されるため入浴には注意が必要です。 浸かりすぎには気をつけ、入浴後は念入りな保湿ケアで肌を労わりましょう。赤ちゃん連れや肌が弱い方は、pH7.5以上~8.5未満の弱アルカリ性の温泉またはpH3以上~pH6未満の弱酸性の温泉を楽しんでください。

私たちの皮膚

pHとは

ボディソープやシャンプー、化粧水等のパッケージに「弱酸性」という表記を見たことがある方も多いのではないでしょうか。その理由にはpHと私たちの皮膚が密接に関係しています。

健康的な皮膚のpHは、5~7の弱酸性です。この状態だと細菌やウイルス、真菌等の増殖を阻止する働きも保たれると考えられています。ニキビを引き起こす原因菌の一つ、アクネ菌も、弱酸性の肌環境だと増殖しにくいそうです。

pHは肌の状態や男女によっても差があります。皮脂の多い脂っぽい肌はpHが酸性に近く、皮脂の少ない乾燥気味の肌はアルカリ性に近い状態です。女性の皮膚のpHは男性に比べて0.5程度アルカリ寄りです。 ほかにもアトピー性皮膚炎や魚鱗癬(ぎょりんせん)、脂漏性皮膚炎等、疾患のある皮膚のpHはアルカリ寄りの高い値を示すとわかっています。※8

どんな方でも、皮膚のpHは1日の時間帯やその日の気温、季節、年齢等、様々な影響によって変化します。1日の中でも特に肌がpHの変化にさらされるのは、アルカリ性の石けんや洗剤を使用したときです。 アルカリ性の石けんで身体や髪、顔を洗うと、肌は一時的にアルカリ性になりますが、健康的な肌であれば徐々に弱酸性に戻っていきます。

できるだけ健やかな肌を保ちたいと考えている方は、皮膚のpHを弱酸性に保てる化粧水や洗剤等を取り入れるよう意識してみてはいかがでしょうか。

一方で、皮膚とは異なり、人間の身体の体液は弱アルカリ性に保たれています。 体内ではこの酸性とアルカリ性のバランスを保つことが重要とされています。しかし現代の食事は酸性の食品が多いため、不足してしまいがちなアルカリ性食品を意識的に摂取することが大切です。※9

pHを自分の生活でも意識してみよう

pHとは

今回はpHについて解説いたしました。 pHはお水の性質を表す単位の一つです。お水の中の水素イオン濃度を測って酸性・中性・アルカリ性のいずれかを表します。それは様々なものに含まれています。

食品に注目すると、一般的には酸性=酸っぱい味、アルカリ性=苦い味がするのも特徴です。また、プレミアムウォーターの天然水は、弱アルカリ性で妊娠中のママや赤ちゃんに「やさしい」お水です。

この記事をきっかけに身近なpHに目を向けてみてはいかがでしょうか?

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