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井戸水を飲むときの注意点!水質や危険性等を知っておこう

作成者:プレミアムウォーター
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水道が普及する前に生活用水として使われていたお水といえば、井戸からくみ上げた井戸水です。全国の水道普及率が令和4年度では98%を超えた現代においても、アウトドア等では井戸水を使う機会があります。※1
そんなとき、「井戸水は飲めるのかな」「そのまま飲んでも大丈夫なのかな」と心配に思う方もいるのではないでしょうか。

今回は井戸水とはどういったお水なのかを紹介しつつ、飲むときの注意点や使い道について解説します。

井戸水と地下水、水道水の違いは?

井戸水は、私たちの身近にあるお水のひとつです。まずは井戸水とはどういったお水なのか、地下水や水道水とはどう違うのかを知っておきましょう。

井戸水とは

「井戸水」とは、井戸を使ってくみ上げた地下水のことです。井戸は深さによって「浅井戸」と「深井戸」の2種類に分類されます。※2

  • 浅井戸:深さ10~30m程度の、比較的地表に近い部分から地下水をくみ上げる井戸
  • 深井戸:深さ30m以上の、お水を通しにくい岩盤や粘土層のさらに下にある地下水をくみ上げる井戸

浅井戸が環境変化の影響を受けやすいのに対し、深井戸は水量が豊富で水質も比較的安定しているのが特徴です。

地下水とは

「地下水」とは、地中に存在するお水のことです。空から降った雨や雪が地中にしみ込むことで地下水となります。地中で地下水が豊富に存在する地層は、砂や小さな石等からなる「帯水層」です。地下水に対し、河川や池、ダムのように地上に露出しているお水は、「地表水」と呼ばれます。※2 ※3

地下水が地中をゆっくりと移動するのに対し、地表水は流れるのが早く、湧き出したお水が川となった場合は数日から1週間程度で海に到達します。

水道水とは

水道水とは、浄水場で浄水処理を施されてから家庭や事業所、店舗等に供給されるお水のことを指します。水道水の原料となるお水は、約75%が河川やダム、池や湖等の地表水です。残りの約25%には、地下のごく浅い部分を流れている伏流水や、くみ上げた地下水が使用されています。※4

水道水は、水道法で定められた水質基準に適合したものでなくてはなりません。なおかつ定期的な検査が義務づけられていることから、蛇口から出てきたそのままの状態で飲むことができます。※5

井戸水を使うメリット・デメリット

水道水を使うことが当たり前になった今では、井戸水になじみがない方も多いのではないでしょうか。ここでは、井戸水のメリットとデメリットについて紹介します。

メリット①井戸水は水道代がかからない

水道水は使った分だけ水道代がかかりますが、井戸水の場合は基本的にお水をくみ上げるときに使うポンプの電気代のみで、1か月あたり数十円程度です。

作物を育てるのに大量のお水を必要とする農家では、井戸水を使うことでコストカットにつながります。

メリット②災害時に井戸水は活躍

地震等で水道管が破損すると、水道水は使えなくなってしまいます。2024年1月1日に起こった能登半島地震では、約11万5千戸以上で断水が発生しました。※6

一方で井戸水は、地下水が枯渇しない限り、災害時でも問題なく使い続けることができます。ただし通常は電気でくみ上げているため、停電時には手押しポンプが必要です。井戸があるご家庭では、災害に備えて準備しておくとよいでしょう。

デメリット①環境に影響されやすい

まず、井戸水のデメリットとしてあげられるのが、水質が不安定なことです。
特に浅井戸は、周囲の環境に大きな影響を受けます。例えば台風や地震が来たときはお水が濁りやすく、動物の糞による水質汚染が起こることもあります。

また、水源が地下水であるため、水不足のときには水量を確保できなかったり、枯渇して使えなくなったりする可能性もゼロではありません。

デメリット②導入コストがかかる

井戸水を使うためにはまず、井戸を掘る工事が必要です。一般的な家庭用の井戸を掘るのには、数十万程度の費用がかかります。また、お水をくみ上げるためのポンプも必要です。飲み水として使う場合は、消毒設備やろ過装置等も設置しなくてはなりません。

ポンプに使う電気代のみなら安価であるものの、その反面として導入コストが大きい点がデメリットです。

井戸水を使うときの注意点

水道代の節約や災害時の備えのために、井戸を導入したいと考えている方もいるのではないでしょうか。また、アウトドアや災害時等には、井戸水を使う必要に迫られることもあります。ここでは、井戸水を使うときの注意点を解説します。

井戸水はそのまま飲まない

くみ上げた井戸水をそのまま飲むことはやめましょう。井戸水には、ヒ素等の有害物質をはじめ、近年話題となっているPFAS(有機フッ素化合物)、人体に影響を及ぼす細菌や寄生虫等が含まれていることがあります。有害物質や細菌は目に見えないため、一見きれいな井戸水でも、飲むことによって人体に影響が出るおそれがあります。

また、井戸水は周辺環境の影響を受けやすいことから、知らず知らずのうちに汚染されている可能性もゼロではありません。井戸でくみ上げただけのお水をそのまま飲むことは、安全性や衛生面から考えても避けましょう。※7 ※8

消毒設備やろ過装置が設置されていない井戸からくみ上げたお水は、生活用水としてトイレや散水等に使うことをおすすめします。

井戸水には塩素消毒を

井戸水を飲用水として使う場合は、消毒(滅菌)が必要です。井戸水の滅菌には、水道水やプールのお水と同じく塩素を用います。市販されている井戸用の塩素滅菌器を設置しましょう。※9

塩素滅菌器とは、水量に応じて塩素を自動で投入する装置のことで、10万円から20万円程度で販売されています。設置する際は、井戸用のポンプ等を扱っている会社に相談してみるとよいでしょう。

水質検査をしっかりとおこなう

井戸水を日常的に使う場合は、1年に1度は専門の検査機関に水質検査を依頼しましょう。検査する項目は、次の11項目です。※9

  • 一般細菌
  • 大腸菌
  • 塩化物イオン
  • 有機物等
  • pH値
  • 臭気
  • 色度
  • 濁度
  • 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素
  • 亜硝酸態窒素

井戸水は水質が変わったり、何らかの理由で有害物質が混入したりすることがあります。井戸の周辺環境は一定ではなく、井戸水は環境の変化を受けやすいため、「長年飲み続けているからずっと安心」というものではありません。定期的に水質をチェックし、安全性を確認することが大切です。

井戸水で洗車はNG

洗車は大量にお水を使うことから、コストの低い井戸水を使いたいと考える方も多いのではないでしょうか。しかし、井戸水を洗車に使うことはおすすめできません。

一般的な井戸水は、水道水よりも鉄分やカルシウムといったミネラル成分が多く含まれている可能性があります。これらのミネラル成分が車に付着すると、白いシミになってしまうため、車を井戸水で洗うことは避けましょう。

ミネラル成分によるシミは、見た目がよくないだけでなく、塗装や車体を傷める原因にもなるため注意が必要です。

井戸水は浄水器を使える?

井戸水に家庭用の浄水器を使えるかどうかは、メーカーによって異なります。使用前に取扱説明書や公式Webサイト等で確認しておきましょう。

そもそも井戸水を飲み水として使うには、専用の消毒設備やろ過装置が必要です。くみ上げただけのお水を浄水器に通して飲むことは安全性の面でリスクがあります。塩素で消毒できない場合は、浄水器に頼るのではなく、煮沸してから飲みましょう。※10

おいしいお水を飲むにはウォーターサーバーがおすすめ

天然のお水である井戸水は、おいしいというイメージを持つ方も少なくありません。ただし飲用水にするには、消毒やろ過が必要で、環境の影響を受けやすいことから定期的な水質管理も必須となります。

家庭でおいしいお水を手軽に飲むなら、プレミアムウォーターのウォーターサーバーがおすすめです。
プレミアムウォーターのお水は採水地にこだわった天然水で、風味を最大限に生かせる非加熱処理での品質管理をおこなっています。また、環境に左右されにくい深井戸からくみ上げた原水は、定期的に水質検査を実施しているため、赤ちゃんから年配の方まで安心して飲むことができます。

温水と冷水を手軽に用意できるウォーターサーバーは、家事の時短や水分補給にも役立ちます。毎日の暮らしに便利さをプラスして、おいしさと安全性にこだわったお水を飲んでみませんか。

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