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お酒で脱水症状が出るのはなぜ?アルコールを分解する仕組み

作成者:プレミアムウォーター
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お酒で脱水症状

仕事の後や週末にお酒を飲むのは楽しいですよね。
「この時間があるから明日も頑張れる!」と感じる方も多いのではないでしょうか。しかし一方で、思わず飲み過ぎて気分が悪くなってしまったという経験をしたことのある方も多いと思います。

お酒による体調不良は、アルコールによって引き起こされる脱水症状とも関係があります。そこで今回はアルコールによる脱水の仕組みや、脱水と不調の防止策を解説します。 気持ちよくお酒を楽しみたい方はぜひご確認ください。

お酒を飲むとなぜ脱水状態になるの?

アルコールの利尿作用

お酒を飲むと脱水状態になってしまう理由の1つがアルコールの利尿作用です。お酒を飲むとトイレが近くなりますよね。
この現象が示しているように、アルコールは必要以上に水分を排泄させてしまう作用を持っています。飲んだ水分量よりも多く、尿として排出されてしまうため、身体は脱水状態となってしまうのです。 さらに脱水を招いてしまうもう1つの理由が、アルコールの分解です。体内でアルコールを分解するのにも水分が必要なため、利尿作用と相まってより脱水が進んでしまいます。※1

お酒を飲んで脱水状態になると…

お酒で脱水症状

脱水で表れる症状

アルコールのせいで脱水が起こると、身体には様々な症状が現れます。 最初に現れる感覚は、口やのどの渇き、頭痛や脱力感等です。この時点は軽症の脱水状態とされ、食欲不振や立ちくらみを感じる方もいます。「のどが渇いた」と感じたら、すでに脱水が始まっていると考えて差し支えありません。このままお水を飲まずに脱水が進むと、強い喉の乾きや口腔内の乾燥等の中等症とされる症状が発現します。

さらに脱水状態が進行すると、発熱や体温低下等の中等症から重症の状態へと進んでしまいます。意識障害や頻脈、血圧低下、体内の循環不全等が引き起こされ、最悪の場合、ショック状態となったり死亡したりすることもあります。

▼脱水の主な症状 ※2

軽症
口・のどの渇き、頭痛、身体のだるさ、無関心、立ちくらみ、食欲不振等

中等症
強い口・のどの渇き、舌の乾燥、皮膚の乾燥、皮膚の弾力性低下等

重症
意識障害、頻脈、血圧低下、発熱・体温の低下、循環不全、昏睡、死亡等

アルコールが分解・吸収される仕組み

お酒で脱水症状

アルコールの吸収

脱水症状を引き起こしてしまうアルコールは、体内に入るとどのように分解・吸収されるのでしょうか。まずは吸収のしくみを解説します。
体内に入ったアルコールは、その内20%が胃、残りの80%が小腸で吸収されます。たんぱく質等の栄養素と比較すると吸収の速度はとても早いため、1~2時間あればほとんど体内に取り込まれます。そもそもアルコールはお水に溶けやすい性質があり、吸収後は血液に溶け込んで身体中を巡ります。

一般的にアルコールの吸収は、様々な要因によって左右されます。例えば、空腹状態で胃が空っぽだとアルコールは胃に留まりにくくなり、胃よりも吸収速度の早い小腸から吸収されます。
つまり空腹だと、より早く体内に吸収されてしまうため、血液中のアルコール濃度が上がって酔いが回りやすくなってしまいます。食事と一緒にお酒を飲むと、胃にものが入る分、アルコールはゆっくり吸収されることになります。「空腹時のお酒を飲むのは控えましょう」、と様々な場所で言われているのはこのためです。

アルコールの分解

次に、胃や小腸で吸収されたアルコールがどのように分解されていくのかを解説します。体内のアルコールは酸化反応による分解と、非酸化による分解がありますが、ここでは分解の多くを占める酸化について解説します。 アルコールの分解は大きく分けると3ステップ。1段階目と2段階目は主に肝臓で、3段階目は筋肉等でおこなわれます。

ステップ1 アルコールがアセトアルデヒドになる

アルコールが肝臓へ行きつくと、アルコール脱水素酵素(ADH)が酸化反応を起こし、アセトアルデヒドに分解される。※3

※アセトアルデヒドとは
毒性があり二日酔いの原因物質といわれる代謝産物。発癌性も疑われている。※4

ステップ2 アセトアルデヒドが酢酸となる

アセトアルデヒドに対して、主に2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)が酸化反応を起こし、害の無い酢酸に分解される。

ステップ3 酢酸が分解されて体外へ排出される

酢酸は血液に乗って全身を巡り、さまざまな臓器で水と二酸化炭素に分解されて尿や汗として排出される。※3

アルコールの分解速度

アルコールは吸収の速度が速い分、分解も素早くスタートします。厚生労働省の調査によると、血中からアルコールが消えるまでの速度は、平均的に男性が速く、女性が遅いと判明しています。 1時間で分解できるアルコールの量は、男性で約9g、女性で約6.5gだそうです。ビールロング缶1本(内アルコール約20g)を飲んだ場合、分解にかかる時間は、男性だと約2.2時間、女性だと約3時間が目安です。 ただしアルコールを分解する速度には、個人差がある点に気をつけましょう。

▼アルコールの分解速度に影響する3つの要因

  1. 2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)の種類
  2. 年齢
  3. 肝臓(身体)の大きさ

アセトアルデヒドを分解するための2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)の種類は「活性型」、「低活性型」、「非活性型」の3タイプです。どのタイプかは遺伝により決まっていて、活性型の人と比較すると、低活性型・非活性型を持つ人の方がアルコールの分解速度は遅くなります。

また、これらの酵素の種類だけでなく、年齢や身体の大きさもアルコールの分解速度に影響することも覚えておきましょう。若者や高齢者だとアルコールの分解速度は遅く、中年のほうが分解速度は速くなります。
そして、肝臓の大きさもアルコール分解速度に関係があります。基本的に肝臓が大きいほどアルコールの分解速度は速くなるため、身体が大きい人の方が速くアルコールを分解すると考えられています。※3

お酒に強い・弱いってどういうこと?

お酒で脱水症状

お酒が強い=アルコール分解の速い人

アルコールでひどく酔ったり、脱水状態になったりしないようにするには、それぞれの体質に合わせて適量のお酒をたしなむことが大切です。しかし、この体質はどのような要素で決まるのか、気になる方もいるでしょう。

お酒に強い、もしくは弱いという体質は、アセトアルデヒドの分解速度が速いかどうかで決まります。アセトアルデヒドは、お酒に酔ったときに吐き気や動悸、頭痛等の不快な症状を引き起こす物質です。

これを分解するための酵素(2型アルデヒド脱水素酵素)が「活性型」の場合はお酒が強い人と言えるでしょう。反対に「非活性型」の場合はアセトアルデヒドが体内に長く残ってしまうため、お酒に弱い人と言えます。自分が「活性型」か「非活性型」なのかを知る方法には、エタノールパッチテストや遺伝子検査キットがあります。

そして、「アルコールに対する脳の感受性」もお酒が強いかどうかに影響しています。お酒を飲み始めた頃はすぐに酔っていたのに、経験を積むうちにあまり酔わなくなってきたという経験がある方もいるでしょう。これは多くの場合、アルコールに対する脳の感受性が低下したためと考えられています。※3

お酒による脱水を予防するには

お酒で脱水症状

お酒を飲んだ後に気をつけたいこと

お酒に弱い人はもちろん、お酒に強い人でもアルコールによる脱水は危険が伴います。飲酒の際は脱水予防の習慣も身につけて、健康的にお酒を楽しむようにしましょう。アルコールによる脱水を防ぐポイントは次のとおりです。

  1. 飲酒前や飲酒中、飲酒後にも水分補給
  2. アルコールは利尿作用と分解でどんどんお水を体外に排出してしまいます。脱水予防にはお酒を飲みながら水分補給をするのが効果的です。まずは乾杯の前に、お水をコップ1杯程度飲んでおきましょう。お酒を飲んでいる最中も水分補給すれば脱水を予防できます。お酒の後に飲むお水「チェイサー」を用意してくれるお店もあるため、ぜひ活用してください。

  3. お水はこまめに飲む
  4. 飲酒による脱水を予防したいからといって一度に大量のお水を飲んでしまうと、身体に大きな負担がかかってしまいます。体内へ一度に吸収できるお水は30分で約130㏄といわれているため、一度に大量のお水を飲むのは避けましょう。※5

    特に高齢者や心臓疾患・腎臓疾患をお持ちの方は、体内の水分量のバランスが整うのに時間がかかります。急激に水分を摂取せず、こまめにお水を飲みましょう。

  5. 飲酒後の就寝前・起床時もお水を飲む

お酒を楽しんだ後に入浴することもあるかと思います。アルコールが身体から抜けたと感じていても脱水になっている可能性はあるため、お水を飲むようにしてください。また就寝中は呼吸や汗等で身体から水分が出ていってしまいます。眠っている間の脱水を避けるため、就寝前や起床時にコップ1杯のお水を飲む習慣を身につけましょう。

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