水漬けパスタって?戻し時間や茹でるコツ、レンジでの作り方を紹介!
スーパー等で販売されている乾燥パスタは、茹でてソースとからめるだけで1品できあがる便利な食材です。そんな乾燥パスタを自宅で簡単においしく調理する方法として、麺をお水で戻してから茹でる「水漬けパスタ」が注目を集めています。
水漬けパスタには「食感がもちもちになる」「茹でる時間を短縮できる」といったメリットがあります。その一方で、「ふやけてしまわないの?」「おいしくするにはどうすればいいの?」といった疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。
今回は、おいしい水漬けパスタの作り方や最適な茹で時間等について解説します。
目次
パスタを戻す時間やお水の量、茹で時間は?
水漬けパスタの作り方はシンプルで、お水に乾燥パスタをつけるだけです。とはいえつける時間が足りなかったり、水漬けパスタに向いていない麺を使ったりすると、期待通りのおいしさにならないことがあります。まずは、水漬けパスタを作るときに知っておきたいことを紹介します。
使うパスタとお水につける時間は?
吸水時間の目安は、「パッケージに記載されている茹で時間の10倍」です。例えば茹で時間が7分の麺は70分間お水にひたすようにします。
乾燥パスタは一定量まで吸水するとそれ以上はお水を吸わなくなるため、吸水時間を長めにとっても構いません。朝、出かける前にお水につけておけば、夜帰ってきてから料理に使うこともできます。
乾燥パスタを扱うお店では、長さや太さ、茹で時間等が違う様々なタイプの麺が売られています。お水にひたす時間や茹でる時間は、基本的に細い麺のほうが短く、太い麺ほど長くなります。吸水させる時間を短縮したいのであれば、細いタイプの麺を選びましょう。
ただし、短い時間で茹で上がる「早茹で」タイプの乾燥パスタはお水につけても、もちもちになりにくいため注意が必要です。食感を重視したいのであれば、早茹でタイプではない、通常タイプの麺を選びましょう。
水漬けパスタに使うお水の量は?
水漬けパスタに使うお水の量は、乾燥パスタの3倍以上が目安です。例えば100gの麺をつけたいときは、少なくとも300~400mL程度のお水を用意しましょう。お水が少ないと、麺が十分に吸水できない可能性があります。水量が多い分には問題ないため、なるべくたっぷりのお水にひたしましょう。
容器のおすすめは?
乾燥パスタをお水にひたすのには、麺を長いままで入れられるプラスチック容器や、パスタ用の保存容器がおすすめです。パスタをレンジで茹でる場合は、レンジ調理用の容器を使うことで水つけと茹でる作業の両方を同じ容器で済ませられます。いずれのアイテムも、100均やホームセンター等で簡単に手に入ります。
パスタ専用の容器がない場合は、麺を半分に折って入れられるものであれば利用可能です。食品の保存等に使うジッパー付きのプラスチックバッグでも構いません。
塩は入れる?
水漬けパスタにお塩を入れたいときは、お水にひたすときか茹でるときのどちらかのタイミングで塩を入れましょう。
通常、パスタを茹でる際には1Lのお湯に対して小さじ1(約5g)の塩を使います。お水にひたすときに塩を入れる場合も、300mLのお水に小さじ3分の1程度を目安に入れましょう。茹でるときに塩を入れる場合は、通常通り1Lのお湯に対して小さじ1で構いません。
レンジで調理する場合は、使うお湯の量に合わせて、500mLにつき小さじ半分程度の塩を入れます。
茹でる時間は?
茹でる時間は麺の太さによって多少異なりますが、目安は沸騰したお湯で1〜2分です。通常よりも早くゆで上がるため、アルデンテにしたい場合は早めにお湯から取り出すようにします。途中で1本食べて硬さをチェックしつつ、好みの硬さでザルにあけましょう。
レンジ用の容器で調理する場合は、つけるために使用したお水は捨て、別で沸かしておいたお湯を使って茹でます。調理時間の目安は600Wで3分30秒〜4分程度です。好みやレンジのワット数によって調整しましょう。
水漬けパスタの調理方法!
それでは、水漬けパスタを調理する方法を手順に沿って解説します。好みに合わせて使用する乾燥パスタの種類や茹で時間を選んでみてください。
①容器にお水とパスタを入れる
まずは容器を準備して乾燥パスタを入れ、麺全体が漬かるまでたっぷりとお水を注ぎましょう。大きめの容器を使う場合は、お水に漬からない部分が出てしまわないように注意してください。乾燥パスタがそのまま入る容器がない場合は、麺を2つに折っても問題ありません。
②時間を置く
乾燥パスタとお水を入れた容器のふたを閉め、常温の室内又は冷蔵庫で放置します。吸水させる時間は、本来の茹で時間の10倍が目安です。ただし長くなる分には問題ないため、夕食に使いたい場合は朝のお出かけ前につけておくと良いでしょう。ランチに使いたい場合は、夜寝る前につけておくこともできます。
乾燥パスタは、お水を吸うことで色が白っぽく変わります。つけた時間が分からなくなったときは、色の変化をチェックしましょう。
③パスタを茹でる(レンジでもOK)
つけ終わったら容器の中に残っているお水を捨てます。麺はザルにあけ、軽く水気を切っておきましょう。
パスタをお鍋で茹でる場合は、たっぷりのお湯を使うのがコツです。麺が100gなら1~2L、200gなら2~3L程度を目安に用意し、沸騰したら塩と水漬けパスタを入れて1~2分茹でます。
ソースをフライパンで作っていてそのまま麺とからめる場合は、ソースの熱で麺が茹でられるので、お鍋での茹で時間を少し短めにしておくと良いでしょう。
レンジ用の調理器を使う場合は、容器に水漬けパスタと規定量のお湯を入れ、600Wで3分30秒〜4分程度あたためます。
いずれの場合も乾燥パスタの状態から茹でるより短い時間で済むため、茹ですぎないよう注意が必要です。
④ソースと合わせる
パスタを茹で終わったら好みのソースを絡めて完成です。もちもちのパスタは、ミートソースやカルボナーラ、ペペロンチーノ等、どんなソースともよく合います。専門店のような味わいを楽しみましょう。
水漬けパスタは冷製パスタにも活用できます。調理方法は通常の調理方法と同じで、茹でてすぐに流水で洗い、氷水で締めるだけです。ただし、冷製パスタの場合は氷水につけると麺が引き締まるため、茹で時間を通常より30秒程度長くすると良いでしょう。
水漬けパスタのメリット
乾燥パスタをお水に浸けておくだけの水漬けパスタは、毎日の暮らしだけでなく非常時にも便利です。水漬けパスタのメリットを知って、最大限に活用しましょう。
メリット①もちもち生パスタみたいに!
乾燥パスタをお水につけてから茹でることで、生パスタのようなもちもちの食感を楽しめます。
そもそも乾燥パスタは、原料を混ぜ合わせた生地で麺を作ったあとに高温で乾燥させて水分を飛ばし、長期保存を可能にした製品です。一方の生パスタは製麺したあとに乾燥させず、やわらかい状態を維持したものを指します。乾燥パスタをじっくりとお水につけることで、生パスタに近い状態の麺になるというわけです。
メリット②茹でる時間が時短に!ガスの節約にも!
乾燥パスタをお水にひたしてから茹でると、通常よりも茹で時間を短縮でき、ガスや燃料の節約につながります。さらに外出時や就寝時につけておけば、家事の時短にもなります。
乾燥パスタを茹でるのは、やわらかい食感を取り戻すためです。そのためには水分と熱を加える必要がありますが、水漬けパスタは水分をしみこませる工程を先におこなうことで熱を加えるだけの状態になるため、茹で時間を短縮することができるのです。
メリット③冷凍庫で保存可能!
パスタは比較的手軽に調理できるメニューではあるものの、忙しいときには茹でる手間や時間が負担に感じられることもあります。そんなときは、冷凍の水漬けパスタを家事の時短に役立てましょう。
水漬けパスタを冷凍するときはまず、お水につけてやわらかくなったパスタにオリーブオイルをからめます。そのうえで冷凍可能な容器に入れ、ラップを落とし蓋のように被せて密封し、できるだけ空気に触れない状態で冷凍しましょう。あとは食べたいときに凍ったままの状態で沸騰しているお湯に入れ、1~2分茹でるだけです。
メリット④災害時にも!
水漬けパスタは、ガスや電気、お水等をたくさん使えない災害時にも役立ちます。4時間ほどお水に浸けた乾燥パスタにケチャップやソース等をからめ、1分ほど炒めれば、おいしいパスタが完成します。カセットコンロ等で効率よく調理する方法として、ぜひ覚えておきましょう。※1
パスタをお水に戻すときはお水にもこだわって
水漬けパスタは、乾燥パスタをしばらくお水につけておくだけで生パスタのようなもちもちの食感が楽しめるレシピです。家事の時短や光熱費の節約になるので、ぜひやり方を覚えておきましょう。
パスタをひたすのに使うお水は、口あたりのまろやかな軟水がおすすめです。料理や飲用に使えるおいしいお水を手軽に用意したいときは、プレミアムウォーターのウォーターサーバーをご検討ください。
プレミアムウォーターでは、厳選した採水地からくみ上げたお水に非加熱処理を施したおいしい天然水をお届けしています。水漬けパスタを作る際はお水にもこだわって、みんなが笑顔になるおいしいメニューを作りましょう。
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参考文献
- ※1 パスタを水で漬けてみた(警視庁)
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