停電でもウォーターサーバーは使える?災害時の備蓄水としての活用!
ウォーターサーバーは毎日の生活を便利に、また豊かにしてくれるアイテムです。地震に台風、大雨等の自然災害が多い日本では、ウォーターサーバーのお水ボトルを災害時用にストックしておくことで、防災用備蓄水としても役立ちます。
しかし災害時に停電が起きた場合、ウォーターサーバーからお水は出せるのでしょうか。実はウォーターサーバーには、停電してもお水を出せる機種があります。今回は、停電時で使えるウォーターサーバーの選び方や注意点、停電したときの正しい対処方法等をお伝えします。
目次
- 1.停電でも使えるウォーターサーバーの選び方
- 1-1.レバー式・コック式のウォーターサーバーを選ぶ
- 1-2.お水ボトルが上部にあるウォーターサーバーを選ぶ
- 2.停電中や復旧後のウォーターサーバーの扱い方
- 2-1.停電したら電源プラグをコンセントから抜く
- 2-2.停電復旧後は電源プラグをすぐに挿さない
- 3.ウォーターサーバーは災害時に活躍
- 3-1.ウォーターサーバーのお水の賞味期限
- 3-2.備蓄水の目安
- 3-2.災害対策にローリングストックがおすすめ
- 4.災害時・停電時に使えるプレミアムウォーターのおすすめウォーターサーバー
- 4-1.スリムサーバーIII(ロング・ショートタイプ)
- 4-2.amadanaスタンダードサーバー
- 4-3.災害時に役立つ「非常用キット」を常備しよう
- 5.災害時の備蓄水としてプレミアムウォーターを導入しよう
停電でも使えるウォーターサーバーの選び方
ウォーターサーバーには、停電したときにお水が出せるタイプと出せないタイプがあります。まずは、停電してもお水が出せるウォーターサーバーとはどういった機種なのかをチェックしておきましょう。
レバー式・コック式のウォーターサーバーを選ぶ
レバーをコップで奥へ押し込んでお水を出す「レバー式」や、つまみを操作してお水を出す「コック式」のウォーターサーバーは、出水できるものが多いです。いずれも重力を利用してお水を出す仕組みになっているため、電気が通っていなくても手動でお水を出せるのです。
一方で、ボタンを押している間だけお水が出る「電磁式(プッシュボタン式)」はお水を出す機能そのものに電気を使っているため、停電してしまうと使えません。見た目がすっきりしている電磁式は、新しい機種を中心に数多く搭載されていますが、停電には弱いのです。
災害での停電時に使えることを重視するなら、レバー式もしくはコック式のウォーターサーバーを選ぶようにしましょう。
電磁式でも給水可能なウォーターサーバーもある
ただし、全ての電磁式が停電時に使えないというわけではありません。プレミアムウォーターのウォーターサーバー「QuOL(キュオル)」は電磁式ですが、手動で出水できる非常時出水用バルブが付属しているため、万が一停電してしまったときでもお水を出せます。電磁式を使いたいときは、あらかじめ仕様を確認しておきましょう。
冷水と温水は出ないので注意
ウォーターサーバーは、電気を使ってお水を温めたり冷やしたりしています。停電すると温度調節機能が停止し、冷水や温水を出せなくなるので注意が必要です。停電直後であれば内部で保温されている冷水・温水を使えますが、やがてぬるくなってしまいます。また、冷水や温水以外にも、電気が必要な機能は全て使えません。
お水ボトルが上部にあるウォーターサーバーを選ぶ
ウォーターサーバーを災害時や予期せぬ停電時にも使いたい方には、お水ボトルを上部に設置し、重力を利用してお水を出すタイプがおすすめです。お水ボトルを下部に設置するタイプは、電気でお水を出水口までくみ上げているため、停電が発生すると使えなくなってしまいます。
ただし、お水ボトルが上部にあると重心が高くなり、大きな地震が来たときに倒れやすくなるため、注意が必要です。いざというときに備え、冷蔵庫や食器棚と同じようにウォーターサーバーも固定しておきましょう。メーカーによっては、お水ボトルが上部にあっても通電していないと使えない機種もありますので、導入前にしっかりと確認しておきましょう。
停電中や復旧後のウォーターサーバーの扱い方
実際に停電が起こったときは、どのような点に注意して使用すればいいのでしょうか。ここからは、停電時や復旧後のウォーターサーバーの取扱いについて解説します。突然停電したときに困らないよう、ぜひ目を通しておいてください。
停電したら電源プラグをコンセントから抜く
停電が発生したら、まずは温水スイッチをオフにしてウォーターサーバーの電源プラグをコンセントから抜くようにしてください。これは、停電から復旧した直後、瞬間的に大量の電流(サージ電流)が電気回路に流れる恐れがあるためです。
サージ電流が発生したときに電源プラグが挿しっぱなしになっていると、ウォーターサーバー本体が故障したり、電源ケーブルがショートしたりする可能性があります。停電時に使えるウォーターサーバーであっても、停電したときは必ず電源プラグをコンセントから抜いておくようにしましょう。
停電復旧後はすぐに電源プラグを挿さない
停電から復旧しても、すぐに電源プラグを差してはいけません。これはウォーターサーバーに限らず、全ての電化製品にいえることです。安全を確認してからコンセントに差すことで、通電火災を防ぎつつ家電本体の故障も回避できます。
もしも電源ケーブルが倒れた家具の下敷きになって断線していたり、電気プラグが破損していたりする場合は、使用を中止しましょう。※1
停電復旧後5分以上経って、特に問題がなければ電源プラグをコンセントに差し込み、温水スイッチをオンにします。その後およそ40分から1時間ほど待ち、適温になったら飲用可能です。また、ウォーターサーバーの機種によっては、停電後に別途操作が必要なタイプもあります。必ず取扱説明書を確認してから復旧後の対応にあたりましょう。
ウォーターサーバーは災害時に活躍
大きな災害時には、広い範囲で停電や断水が起きる可能性があります。特に地震は、いつどこで起こるか分からないもの。災害時にウォーターサーバーのお水を使うことについて、気になるポイントを解説します。
ウォーターサーバーのお水の賞味期限
ウォーターサーバーのお水の賞味期限は、密閉された状態(お水ボトルが未使用の状態)で約6か月となっているものがほとんどです。ただし、一度でも開封してしまうと常温では鮮度を保てません。飲むことや調理に使うことが目的であれば、開封後はなるべく早く使い切るようにしてください。
飲用や調理だけで使い切るのが難しいようであれば、停電時の手洗いや洗顔、洗濯、トイレの排水といった生活用水として活用するのがおすすめです。
備蓄水の目安
災害に備えるお水の量は、飲料水だけでも成人1人につき1日あたり1Lが必要です。ここに調理等に使う分量をプラスし、1人1日あたり3ℓを目安に備蓄すると良いとされています。ライフラインの復旧には時間がかかるため、農林水産省では最低でも「3日分」、できれば「1週間分」の備蓄をすることを推奨しています。※2
しかし、阪神・淡路大震災や東日本大震災のような大規模な災害では、被災地域が広範囲にわたるため、支援がなかなか行き届かなかったのも事実です。道路の分断による被災地の孤立、給水車不足やガソリン不足等、様々な要因により、復旧や支援が大幅に遅れる可能性も大いにあります。※3
大きな災害に遭うことを想定し、少しでも多く備蓄をしておきましょう。
災害対策にローリングストックがおすすめ
ローリングストックとは、普段から口にしている飲料や食料を常に買い置きしておくことです。消費した分だけ買い足していくことで、備蓄がある状態を簡単にキープできます。※2
定期的にお水ボトルが届くウォーターサーバーは、ローリングストックにぴったりです。やり方は簡単で、新しく届いたものを備蓄に回して常に未開封のお水ボトルがある状態を保ち、賞味期限が短いものから消費していくだけで簡単に取り組める防災方法です。日常生活に取り入れやすい方法で非常時に備えておきましょう。
災害時・停電時に使えるプレミアムウォーターのおすすめウォーターサーバー
プレミアムウォーターのウォーターサーバーの中から災害時や停電時に使える機種を紹介します。電気がなくてもお水を出せるウォーターサーバーを探している方は、ぜひ参考にしてください。
スリムサーバーⅢ(ロング・ショートタイプ)
「スリムサーバーⅢ」は、レバー式のため停電時でも使用可能です。床置きするロングタイプと、棚やテーブルに乗せられるショートタイプがあり、どちらも停電時にお水を出せます。横幅270mmと設置しやすいサイズで、さらに消費電力を抑えるエコモードも搭載。使いやすく家計にもやさしい機種です。
カラーはロングタイプ・ショートタイプともに本体は4色、ボトルカバーは3色から選べて、インテリアに合わせて組み合わせられるのも魅力です。
amadanaスタンダードサーバー
お部屋のインテリアとマッチするデザイン性の高いウォーターサーバーを選びたい方には、レバー式の「amadanaスタンダードサーバー」がおすすめです。
和の美意識とテクノロジーを融合したブランド「amadana(アマダナ)」とのコラボで生まれたモデルで、インテリアとの調和を極限まで追求したデザインが大きな魅力。お部屋のインテリアになじみ、毎日の生活をおしゃれで豊かなものにしてくれます。デザイン性と緊急時の実用性を兼ね備えたウォーターサーバーです。
災害時に役立つ非常用キットもある
プレミアムウォーターでは、お水ボトルをウォーターサーバー無しで使うための「非常用キット」も用意しています。「お水ボトル専用置台」とボトルに装着する「専用コック」がセットになったもので、災害による停電・断水時の対策としておすすめです。屋外でも使用可能で、外へ避難する際も役立ちます。
また、台が不要のバッグインボックスもあります。電磁式のウォーターサーバーを使いたい方は、万が一に備えて活用を検討してみてください。災害時だけでなく、キャンプや釣りといったアウトドアにも便利です。
災害時の備蓄水としてプレミアムウォーターを導入しよう
停電時にウォーターサーバーからお水が出せるかどうかは、機種によって異なります。しかし、どのタイプのウォーターサーバーであっても、備蓄水として活用できることに変わりはありません。ウォーターサーバーは毎日を便利にするだけでなく、いざというときにも役立つ家電なのです。
プレミアムウォーターでは、停電時でも使えるウォーターサーバーや非常用キットをご用意しています。災害備蓄として、ウォーターサーバーの導入を検討してみてください。
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参考文献
- ※1 通電火災にご注意ください(総務省消防庁)
- ※2 災害時に備えた食品ストックガイド(農林水産省)
- ※3 広域災害時の応急給水能力に関する一考察 ―東日本大震災の事例―(J-STAGE)
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