1カップは何cc(ml)?正しいはかり方も解説!
料理のときに欠かせない計量カップは、どこの家庭にもひとつはあることでしょう。みなさんは、料理のレシピを見ていて「1カップ」が何㏄だったか忘れてしまったことはありませんか。また、計量カップには米用のものもあり、混乱してしまったという方もいるのでは?
この記事では計量カップの1カップが何cc(ml)なのかを解説します。海外の計量カップとの違いや、正しいはかり方等を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1カップは何CC?
1カップとは「計量カップ1杯分」のことを指し、日本の一般的な計量カップは1カップが「200cc(ml)」です。単位が二つあり、混乱しやすいですが「㏄」と「ml」は同じと覚えておきましょう。
この200 cc(ml)の計量カップは「標準計量カップ」と呼ばれています。計量カップには1杯が500 cc(ml)等、容量が異なるものあるので1カップの量を間違えないように注意してください。
料理レシピでよく出てくるカップでの表記は、以下の容量となります。
- 1カップ=200 cc(ml)
- 3/4カップ=150 cc(ml)
- 1/2カップ=100 cc(ml)
- 1/4カップ=50 cc(ml)
その他に、1カップが180 cc(ml)の「精米用」があります。これはお米1合をはかる計量カップなので、1カップ分の容量に注意しましょう。
また、国によって計量カップの大きさは異なり、それぞれ容量が違います。アメリカでは1カップは240 cc(ml)、カナダやオーストラリアでは1カップ250 cc(ml)。
海外製の計量カップを買う場合は、その容量をよく確認しておくことが大切です。海外のレシピを見て料理やケーキを作る場合にも同様に、1カップの量を必ず確かめてください。
計量カップの正しいはかり方
計量カップは量を正確にはかるためのものですから、使い方を間違えるとレシピ通りになりません。ここでは液体と粉末のはかり方のコツを紹介します。
液体をはかる
液体を計量カップではかるポイントは2点。1つは水平な場所に置いて、はかること。手に持ったままだと計量カップが傾いてしまい、正確な目盛りが読めなくなってしまいます。
もう1つは、目盛りを見る際に真横から見ることです。上から目盛りをみると、分量が少なくても、ぴったり入っているように見えてしまうので、必ず水平な場所に置いて真横から目盛りを見るようにしましょう。
粉末をはかる
粉末を計量カップではかる場合も、液体と同様、水平な場所に置き、目盛りを真横から見るようにします。粉末の場合、液体と違ってダマ等で隙間や偏りができてしまい、正確な量がはかりにくいので工夫が必要です。
あらかじめ、できるだけダマをつぶしておき、カップを左右に振り、軽くテーブルに落として隙間を無くし、表面を水平にしてから計量するようにしましょう。
1カップは何g?
計量カップはそもそも体積をはかるための道具なので、重さをはかることはできません。しかし単位を換算することで重量がわかるものもあるので、覚えておくと便利です。
液体の重さ
お水は体積と重量が同じ値になります。つまり1カップ200 cc(ml)=200gです。酒や酢、だし汁、牛乳、ヨーグルト等の液体も同じなので、g (グラム)をそのままcc(ml)に換算してはかることができます。
ただし、油や醤油は値が異なるため、レシピが重さ(g)で書いてある場合にはキッチンスケール(計り)を使いましょう。
粉末の重さ
砂糖、塩、小麦粉、片栗粉等、普段よく使う材料が粉末の場合も、計量カップである程度はかることができます。ただし液体と違って、粉末には空気の隙間ができるため体積より重量が軽くなることがあります。また材料によっても重さがそれぞれ違うため、必ずしも1カップが同じ重さとは限りません。
よく使う粉末の材料は、1カップが何gかを覚えておくと便利です。
【1カップの重さ】
- 小麦粉……約100g
- 上白糖……約120g
- グラニュー糖……約170g
- 精製塩……約240g
- あら塩……約180g
- パン粉……約40g
お米の計量カップは違う?
お米は「合」で量を表しますが、1合は180 cc(ml)です。そのため同じ計量カップであっても、お米用のものは容量が異なり「1カップ=180cc(ml)」となります。またお米は、重量に換算すると「1合=150g」となるので注意してください。
米用の1カップは180㏄(ml)で、料理用の200cc(ml)の1カップより少なくなるため、間違えないように注意しましょう。
【お米のはかり方】
▼180㏄(ml)の計量カップ(米用)の場合
・計量カップにお米を多めに入れる
・平らなもの(箸やへら等)ですり切る
▼200㏄(ml)の計量カップ(料理用)の場合
・180㏄の目盛りまで米を入れ、横に軽く振って平らにならす
・真横から見て目盛りを確認する
計量カップの素材は?
計量カップにはプラスチック製やガラス製等、様々な素材のものがあります。それぞれ特徴があるので用途によって使い分けましょう。
プラスチック
軽くて扱いやすく、落としても割れにくいので使いやすい素材です。子どもと一緒に使う場合も心配がありません。プラスチック製は安価なものも多く、気軽に手に入れやすいでしょう。また、プラスチック製の軽量カップには、上から目盛りが見えるタイプもあり便利です。
ただし使ったり洗ったりすると傷がつきやすく、目盛りが消えてしまうこともあります。においや色がつきやすいのもデメリット。電子レンジで温めたり、熱湯をはかったりできないものもあるため、購入する際には耐熱かどうかを確認してください。
ガラス
熱いものも計量できる耐熱ガラスなら、はかってそのまま電子レンジで温めることもできます。食洗機で洗っても傷つきにくく、におい移りしにくいのが特徴です。透明なので横から目盛りも見やすく、正確にはかりやすいでしょう。
耐熱性のものは重いので、取っ手付きのものがおすすめ。熱いものをはかる場合にも取っ手があれば熱くならず、火傷等の心配もありません。
ただし落としたりぶつけたりすると割れることがあるため、取り扱いには注意してください。
ステンレス
ガラス製と同様に熱いものにも対応し、落としても割れることがない点がメリットです。酸に強いので錆びにくく、デザインがおしゃれなものも多いため、キッチンツールにこだわりたい方におすすめです。また傷がつきにくく耐久性があります。
ただし透明ではないため真横から目盛りを見るのが難しく、正確にはかるには慣れが必要です。強い衝撃等で変形することもあります。
計量カップのサイズは?
計量カップは必ずしも200㏄のサイズとは限りません。大きいものは500㏄、小さいものは100㏄等、様々なサイズがあるため用途によってどのサイズが最適か考えてみましょう。
大きいサイズは大容量をはかるのに便利ですが、少量をはかるのが難しくなります。一方で少量サイズは大容量をはかるのに何度もカップに注がなければならず、数え間違い等が起こりやすくなります。
複数のサイズを揃えるなら、用途によってそのサイズに適した素材や形状、目盛り、取っ手の有無等を選ぶようにしましょう。
計量カップをひとつだけ購入するのであれば、標準的な200㏄サイズがおすすめです。粉末のグラムが目盛りで表示されていたり、お米1合の目盛りがあったりと、様々なタイプがあるので、使い勝手の良いものを探してみてください。
大さじや小さじは何㏄?
調味料の量を表すのに、大さじ・小さじもよく使われます。大さじ1は15cc(ml)、小さじ1は5 cc(ml)なので、計量カップではかるより、大さじや小さじを使った方がはかりやすくなります。大さじは小さじの3倍の量なので、小さじさえあれば大さじ1の量をはかることができます。
大さじ・小さじで重量をはかる場合には、調味料によって重量が変わるため、ケーキ等の正確にはかる必要がある場合にはキッチンスケールを使いましょう。
お水や酒、酢等は1㏄=1gなので、「大さじ1=15g」となります。小麦粉、片栗粉、上白糖等の粉末の場合は「大さじ1=9g」となるのでご注意ください。
計量カップを使いこなして、おいしい料理を作りましょう
計量カップは液体だけでなく、粉末の材料や調味料の重さをはかることもできる便利なツールです。「1カップ=200cc(ml)」を基本に、1カップの調味料の重さも覚えておくと使い方の幅が広がりますね。計量カップの素材やサイズは様々なものがあるので、用途を考えて計量カップを選びましょう。
計量カップではかるときのポイントは平らな場所に置き、目盛りを真横から確認することです。レシピを参考に、計量カップで正しくはかり、おいしい料理を作りましょう。
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