水分を取らないと身体はどうなる？水分補給のポイントは？｜天然水ウォーターサーバーはプレミアムウォーター

私たちの身体には水分が欠かせません。水分不足は「健康に悪影響がある？」「病気になってしまうのでは？」と気になる方も多いようです。普段あまりお水を取らない方がこまめに水分補給をすると、身体にどのような変化があるのか知りたいという方もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では身体とお水の関係性やお水の働き、水分補給のポイント等を合わせて解説します。

1. 身体とお水の関係
1-1. 水分が不足すると？
1-2. お水の働き
2. 水分不足による症状
2-1. 脱水症の症状
2-2. 脱水の原因
3. お水を飲めない子どもが増えている？
4. 脱水の予防法
5. こまめな水分補給で脱水を防ごう

身体とお水の関係

お水は生命の維持に欠かせません。では人間にとって、どのような役割を担っているのでしょうか。まずは、お水と人体の深い関わりについて解説します。

水分が不足すると？

人体の約60%は水分であることをご存じでしょうか。私たちの健康は水分の摂取に大きく左右されており、体内の水分が不足すると、様々な影響がでます。

水分が5%ほど不足すると、軽度の脱水症状でのどの渇き、疲労感、頭痛等を感じるようになります。さらに水分不足が進み、10%ほどになると、筋肉のけいれんや循環不全等の深刻な症状が現れます。そして体内の水分が20%失われると、生命維持が困難な状態に陥ります。※1

お水の働き

お水には様々な働きがあり、体内に摂取すると大まかに3つの働きをします。※1
それらはいずれも重要な役割のため、水分が足りないと身体に影響が出てしまうのです。

物質を溶かす

お水には物質を溶かす性質があり、食べ物を細かく分解し、栄養素を吸収しやすい状態にする役割があります。

物質を運ぶ

体内で分解された栄養素や酸素は、血液やリンパ液によって体中の細胞に運ばれ、老廃物等の不要なものは尿として体外に排出されます。この運搬の仕組みの主役もお水です。

体温を調節する

お水は温まりにくく、冷めにくいという特性があります。体内が一定の温度を保てるのは、このようなお水の性質によるものです。暑い環境下や運動時には、お水が汗として排出されることで体温の上昇を抑える働きも担っています。

水分不足による症状

人は体内の水分が不足すると脱水状態に陥ります。
脱水とは体液が失われ、身体の機能を維持するために必要不可欠な水分と電解質が不足している状態のことを指します。脱水状態になると、体内の水分バランスが崩れて、様々な症状が現れます。ここでは、具体的にどのような症状が出るのか解説します。

脱水症の症状

脱水症の重症度は、体重の減少率によって判断することができます。体重減少率が大きくなるほど、症状は重症化するため注意が必要です。※2

軽度の脱水症状（体重減少率1～2%）
軽い下痢や嘔吐	微熱

中等度の脱水症状（体重減少率3～9％）
全身の倦怠感	嘔吐
痰を出しにくい	臓器の血流低下

重度の脱水症状（体重減少率10％以上）
心臓機能不全	呼吸機能不全

脱水の原因

脱水症状は色々な原因によって引き起こされます。※3

熱中症

高温の環境で運動等の活動をして大量の汗をかくと、体内の水分や電解質が失われ、脱水状態に陥ります。

下痢や嘔吐

感染症や体調不良によって下痢や嘔吐が起こると、体内の水分と電解質が急激に失われ、脱水症状が現れます。

朝食を抜く

夜間は呼気や発汗によって水分や電解質が失われるため、朝食を抜くと必要な水分を補えず、脱水を避けられません。コーヒーのみの朝食も利尿作用により、さらに脱水症状を招きやすくなるため避けましょう。

二日酔い

お酒を飲んだあとはアルコールの利尿作用により体液が失われやすい状態です。アルコール代謝で生成されるケトン体の影響で脱水が起こると言われています。

夜ふかし・寝すぎ

水分を摂取せずに活動する時間が長くなる夜更かしや、水分摂取の機会が減る寝過ぎも脱水が起こりやすくなります。

発熱

発熱時には体温が上昇し、身体の水分が失われやすくなるため、脱水を起こしやすくなります。

高温の室内

冷房設備のない夏場の室内や換気の悪い空間では、気温と湿度が高くなり、体温調節のために大量の汗をかくことになります。これも脱水症状のリスクが高まる要因です。

ストレス

ストレス下で身体が緊張状態に置かれると心拍数と呼吸数が上昇し、体温が高くなって体内の水分が失われやすくなります。

食べすぎ

食べ過ぎると、消化器官に血流が集中するため、他の部位への血液供給が減少します。その結果、体の末端部分が脱水状態に陥りやすくなります。

お水を飲めない子どもが増えている？

環境省・文部科学省が連携し発表している「学校における熱中症対策ガイドライン作成の手引き」では、適宜水分補給をおこなうことを推奨しています。地域や学校によって、水筒を持参したり自動販売機を設置したりと対応されています。
猛暑で水分補給の重要性が呼びかけられる一方で、現在日本ではお水を飲めない子どもが増えていることがニュース等で取り上げられています。※4

また、アメリカの大学の研究によると、お水を飲まない子どもは、加糖飲料の摂取量が多いことが明らかになっています。調査対象の20％がお水を全く飲んでおらず、お水を飲む子どもと比べて、加糖飲料から毎日約200kcalのカロリーを多く摂取していたのです。研究者は、定期的に飲む飲料の種類が健康に大きな影響を与えると指摘しています。※4

子どもの健康を守るためには、普段から糖分の含まれていないお水を飲む習慣をつけることが大切です。