犬の水分補給で大切なこと!与え方やおすすめのお水は?
動物には、人間と同じく水分補給が欠かせません。とはいえペットとして飼われている犬は自分でお水を用意できないため、飼い主がいつでもお水を飲める環境を整え、なおかつ適切に水分補給できているかどうかチェックすることが大切です。
今回は大切な家族の一員である犬の水分補給で気をつけたいことや、正しいお水の与え方、なかなかお水を飲んでくれないときの対処法等について紹介します。
これから犬を飼うときや、犬の水分補給で困りごとが出てきたときに、ぜひ参考にしてください。
目次
- 1.犬の水分補給は飼い主の務め!
- 1-1.常に新鮮なお水を準備しておく
- 1-2.1日の水分補給の目安量は?
- 1-3.ご飯によって飲むお水の量は変わる
- 2.犬がお水をたくさん飲む・飲まない原因
- 2-1.お水を飲み過ぎているなら
- 2-2.お水を飲んでくれないなら
- 3.犬に与えるお水・飲み物の種類や注意は?
- 3-1.お水は常温で与える
- 3-2.夏は脱水や熱中症に注意!
- 3-3.スポーツドリンクやゼリーは?
- 3-4.犬は麦茶を飲んでも平気?
- 3-5.ウォーターサーバーのお水は軟水やRO水を選ぶ
- 4.大切な愛犬にもプレミアムウォーターのおいしいお水を
- 4-1.ウォーターサーバーの設置に注意
- 4-2.おすすめのウォーターサーバー:スリムサーバーⅢ(ロング・ショートタイプ)
犬の水分補給は飼い主の務め!
犬を飼うときは、犬が健やかに過ごせるように飼い主がお世話をする必要があります。毎日のご飯やお水を用意することは、基本的なお世話のひとつだといえるでしょう。
まずは、犬の水分補給に関する基本的なことを解説します。
常に新鮮なお水を準備しておく
犬の水分補給で何よりも大切なことは、いつでも新鮮なお水が飲める環境を整えることです。ボウルを使うのであれば、十分なお水が入っているかどうかを常にチェックし、こまめにお水を取り替える必要があります。
飼い主が家をあける時間が長い場合は、お水が減ったときに自動で注いでくれるタイプの自動給水器を導入するとよいでしょう。
また、お水を取り替えるだけでなく、ボウルや給水器そのものも清潔に保たなければいけません。犬が直接触れる部分だけでなく、給水用のボトルやタンク等もこまめに洗い、常にきれいにしておきましょう。
1日の水分補給の目安量は?
犬は1日に必要とする水分量は、体重によって異なります。基本的には、体重1kgにつき50~60mLのお水を飲んでいれば問題なく、なおかつプラスマイナス20%程度は許容範囲だといわれています。
体重5kgの犬であれば、1日あたり約441mLが目安です。また、必要な水分量をより正確に知るには、「(体重)0.75乗×132mL」という計算式を用います。※1
ご飯によって飲むお水の量は変わる
犬が飲むお水の量は、ご飯の種類によっても変わります。市販されているドッグフードには主に、ドライフードとウェットフードの2タイプがあります。
水分の含有量が多いウェットフードを多く食べさせている場合は、食事で水分をまかなうことができるため、お水を飲む量は少なくなります。ドライフードを与える場合は、ご飯から摂取できる水分が少ないため、できる限りお水も一緒に与えましょう。※2
ご飯を手作りしている場合も、ささみの出汁や野菜スープ等の水分量が多いメニューが中心であれば、ウェットフードを与えているときと同じく、お水を飲む量が減ります。
犬がお水をたくさん飲む・飲まない原因
犬が飲むお水の量が、紹介した目安量よりも大幅に多かったり少なかったりする場合は、何らかの疾患を抱えている可能性があります。放置せず、一度かかりつけの獣医に相談しましょう。
犬がお水を飲み過ぎているときや、なかなか飲まないときに考えられる原因を紹介します。
お水を飲み過ぎているなら
飲水量が許容範囲を大幅に超えているときは、糖尿病や慢性腎臓病、甲状腺機能低下症といった疾患を抱えている可能性が高いため、注意が必要です。すみやかに動物病院へ連れていき、獣医の診察を受けましょう。※1
ただ、環境が大きく変わったりストレスを感じたりしたときに、一時的にお水を飲む量が増えることもあります。また、お水を飲むことで飼い主の気を引く犬も決して珍しくありません。
さらにトイレを成功したときにおやつを与えている場合は、おやつ目当てでお水をたくさん飲むケースも考えられます。気になることがあれば、かかりつけの獣医に相談しましょう。
お水を飲んでくれないなら
犬がお水をなかなか飲まないときは、ドライフードをぬるま湯でふやかしたり、スープを手作りしたりして、食事で水分を取れるように工夫してみてください。
また、ボウルや給水器が犬にとって使いづらいことが、お水を飲まない一因となっていることも考えられます。給水器の高さを変えたり、給水アイテムの種類を変えたりしてみるのもよい方法です。
このほか、水道水のにおい等を嫌がる犬もいるため、一度お水を変えてみてもよいでしょう。それでも飲まないときは、ペットショップ等で販売されている犬用のミルクを与えると飲んでくれる場合もあります。導入する際は獣医に相談し、与える場合の注意点等を確認しておきましょう。
犬に与えるお水・飲み物の種類や注意は?
人間が飲めるものでも、犬には与えていけないものがあります。愛犬の健康を守るためにも、犬に与えてよい飲み物について知っておきましょう。
お水は常温で与える
犬の胃腸はとても敏感です。犬の身体に負担をかけないためにも、日常的に飲むお水は常温で与えましょう。特に気温が低い冬は、水道水が冷たすぎることもあるため、与える前に触って温度を確かめるようにします。明らかに冷たい場合は、お湯を入れる等して常温になるまで調節しましょう。
夏は脱水や熱中症に注意!
水分補給は季節を問わず重要なことですが、気温の高い夏場は犬も脱水や熱中症になりやすいため、特に注意が必要です。
犬には汗腺がなく、どれだけ暑くても汗をかくことはありません。その代わりに、口を開けてハアハアと浅い呼吸をする「パンティング」と呼ばれる行動で体内の熱を逃がしています。
パンティングは正常な行動ですが、時間が経っても収まらないときや苦しそうなとき等は、熱中症になっている可能性があります。愛犬を脱水や熱中症から守るには、飼い主が注意しなくてはなりません。給水器やボウルには常に十分な量のお水を入れ、犬と一緒に外出する際も飲み水と携帯用の容器を持参しましょう。
また、犬は人間の子どもと同じく、遊びに夢中になっているとお水を飲むことを忘れてしまいます。室内でも屋外でも、飼い主が意識してお水をあげることが大切です。
スポーツドリンクやゼリーは?
犬にも個性があり、あまりお水を飲みたがらない子もいるため、「どうしたら飲んでくれるのかな」と悩む飼い主も少なくありません。
水分補給が特に大切な夏場には、ペットショップ等で販売されている犬用のスポーツドリンクやミルク、水分補給用のゼリー等を活用するのがおすすめです。
ただし、お水と違ってカロリーがあるため、日常的に与えていると体重が増えてしまう可能性があります。なるべく常用するのは避け、かかりつけの獣医に相談しながらあげるようにしましょう。
犬は麦茶を飲んでも平気?
犬はカフェインで中毒症状を起こすおそれがあるため、コーヒーや緑茶を飲ませてはいけません。ただし、カフェインが含まれていない麦茶なら与えても大丈夫です。ただし麦茶には、様々な種類のお茶をブレンドしてあるタイプもあるため、飲ませる前に必ずカフェインが入っていないことを確認しましょう。赤ちゃん用の麦茶もしくは、人間用の麦茶を薄めたものがおすすめです。
犬に持病がある等で心配なときは、かかりつけの先生に相談をしてから飲ませるようにしてください。
ウォーターサーバーのお水は軟水やRO水を選ぶ
かわいい愛犬にお水を与えるときは、なるべく安全でおいしいお水を選びたいと考える飼い主は多いのではないでしょうか。家庭ですぐに手に入る安全なお水といえば水道水ですが、残留塩素のにおいがすることから、鼻が利く犬は好んで飲まないこともあります。
そんなときにおすすめなのが、ウォーターサーバーの軟水やRO水です。塩素が入っていないまろやかなお水や味にこだわった天然水なら、愛犬も喜んで飲んでくれるかもしれません。ただし、ミネラルウォーターといっても、ミネラル成分が豊富な硬水は与えないでください。胃腸に負担がかかるため、下痢をしてしまう可能性があります。
大切な愛犬にもプレミアムウォーターのおいしいお水を
大切な愛犬においしいお水を飲ませたいときは、専門家が認めたプレミアムウォーターの天然水がおすすめです。※
採水地や非加熱処理にこだわった口あたりのまろやかな軟水は、飲用水としてだけでなく、犬のご飯づくりや麦茶づくり等にも役に立ちます。温水もサッと用意できるので、冷水と温水を混ぜてちょうどいい温度のお水を用意したいときも手間いらずです。
犬を飼っている家庭でウォーターサーバーを設置するときの注意点と、おすすめの機種を紹介します。
※ 専門家もプレミアムウォーターの天然水はおすすめ!
専門家:岩間和彦
『イワマ式犬猫健康長生き法』の考案者
ペットフードのベンリーの経営者
ウォーターサーバーの設置に注意
ウォーターサーバーは電気を使う家電であり、なおかつ内部にはお水のタンクが入っているため、安全な場所に設置する必要があります。犬は猫と違って高い場所に登ることはなく、うっかり倒したり、ボタンを押してしまったりする可能性は低いでしょう。
ただし、愛犬に電気コードや本体の出っ張りをかじるクセがある場合は、犬がウォーターサーバー本体に触れられないよう、囲いを設ける等の工夫が必要です。愛犬のちょっとした行動が思わぬ事故につながることもあるため、注意しておきましょう。
おすすめのウォーターサーバー:スリムサーバーⅢ(ロング・ショートタイプ)
犬を飼っているご家庭には、プレミアムウォーターの「スリムサーバーⅢ」がおすすめです。それぞれ高さが異なるロングタイプとショートタイプがあり、インテリアや好みに応じて選択できます。
横幅はいずれのタイプも27cmと、置き場所を選びません。背の低いショートタイプなら、キッチンカウンターやテーブル等、愛犬がいたずらできない場所に置くことができます。プレミアムウォーターのおいしい天然水を、飼い主と愛犬の健康サポートにお役立てください。
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参考文献
- ※1 補助犬使用者及び訓練事業者のための補助犬衛生管理の手引き(3)飲水の管理(厚生労働省)
- ※2 飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~(環境省)
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