お鍋で炊飯するときの水加減は?ふっくらおいしいご飯を炊くコツを紹介!
「いつも炊飯器でご飯を炊いているけど、たまにはお鍋で炊いてみたい」と思っている方も多いのではないでしょうか?お鍋での炊飯は難しいイメージがあるかもしれませんが、初めてでも意外と簡単に炊くことができます。
この記事では、お鍋でご飯を炊くメリットやおすすめのお鍋、お鍋でご飯を炊く具体的な手順等を解説します。お鍋で炊飯するコツも紹介しているので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
目次
- 1.お鍋でご飯を炊くメリットは?
- 1-1.芯まで炊けてふっくらツヤのあるご飯に!
- 1-2.お米が立つのを実感!
- 2.どんなお鍋を使えばいいの?水加減は?
- 2-1.深めで厚手のお鍋がおすすめ
- 2-2.鍋蓋は透明(ガラス製)がおすすめ
- 2-3.お鍋で炊飯するときの水加減は?
- 3.さっそくお鍋でご飯を炊いてみよう!
- 3-1.手順① お米を洗う
- 3-2.手順② 水気を切りお水に浸す
- 3-3.手順③ 浸水させる
- 3-4.手順④ 中火(強火)で沸騰させる
- 3-5.手順⑤ 少し火を弱めて蓋をあけ、さっくり混ぜる
- 3-6.手順⑥ 中火で2分、弱火で3分、さらにとろ火で5~7分程度加熱する
- 3-7.手順⑦ 10分蒸らす
- 4.お鍋で炊飯するときのコツは?
- 4-1.しっかりとお米を浸水させる
- 4-2.水加減・火加減はその都度の調整でOK
- 5.お鍋で炊飯するならミネラルウォーターや浄水を
お鍋でご飯を炊くメリットは?
お鍋でご飯を炊くと、「芯までふっくら炊ける」「お米が立っている」等たくさんのメリットがあります。はじめに、お鍋でご飯を炊くとどのようなメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう。
芯まで炊けてふっくらツヤのあるご飯に!
お鍋で炊飯するときは、しっかりとお米にお水を吸わせるのが鉄則です。 炊飯器でご飯を炊くときは浸水時間も炊飯時間に含まれているので、お米の浸水についてあまり意識したことはないかもしれません。お鍋でご飯を炊く場合はしっかり浸水の時間を取れるので、ふっくらとしたツヤのあるご飯に炊き上がります。
お米が立つのを実感!
お米が炊き上がってお鍋の蓋を開けると、お米がきれいに立っているのを実感できます。これは、お鍋でご飯を炊く醍醐味といっても良いかもしれません。
ツヤツヤのお米がピンと立っているのを見ると、食欲が湧いてきます。また、お米のいい香りが舞い上がってくるのもポイントです。初めてお鍋でご飯を炊くときは、ぜひ蓋を開ける瞬間を楽しみにしていてください。
どんなお鍋を使えばいいの?水加減は?
「お米を炊くには専用のお鍋や土鍋が必要なのでは?」と思っている方もいるかもしれませんが、基本的にどんなお鍋でもOKです。
特におすすめなのは、深くて厚いものや蓋が透明なものです。以下で、お米を炊くのにおすすめのお鍋と、お鍋で炊飯するときの水加減について紹介します。
深めで厚手のお鍋がおすすめ
初心者さんがお鍋で炊飯するなら、お米が吹きこぼれないように、深めのお鍋がおすすめです。どのくらいの量のお米を炊くのかにもよりますが、浅いお鍋だと沸騰したときに吹きこぼれることがあります。深めのお鍋を使うと、多めのお米を炊くときでも吹きこぼれにくいです。
そして厚手のお鍋は、熱が均一に伝わりやすく、お米をムラなく加熱できます。蒸らすときに温度が下がりにくいので、よりふっくらとしたご飯に炊き上がります。 この底が深く厚手の鍋という条件で作られているのが専用鍋や土鍋なので、土鍋で炊くのが良いと言われる理由です。
鍋蓋は透明(ガラス製)がおすすめ
お鍋での炊飯に慣れていない方は、沸騰している様子が見える透明な蓋のお鍋を使ってみてください。お鍋の中の様子が確認できるので、初心者でも火加減がしやすいというメリットがあります。
お鍋で炊飯するときの水加減は?
お鍋で炊飯するときに迷うポイントのひとつが、お水の量ではないでしょうか。お米を炊くときのお水の分量は、以下が目安です。
- 1合:200~240ml
- 2合:400~440ml
- 3合:600~640ml
これよりたくさんのお米を炊きたいときは、1合につき約200mlのお水を追加してください。
水加減は、新米か古米か、炊き上がりの好みの硬さや浸水時間、季節、室温等によってベストなお水の量は変わってくるので、上記はあくまで目安です。お鍋での炊飯に慣れてきたら、自己流でお水の量を調整してみてください。
さっそくお鍋でご飯を炊いてみよう!
ここからは、実際にお鍋でご飯を炊くときの手順を紹介していきます。全体の流れは以下のとおりです。
- お米を洗う
- 水気を切りお水に浸す
- お米を浸水させる
- 中火(強火)で沸騰させる
- 少し火を弱めて蓋をあけ、さっくり混ぜる
- 中火で2分、弱火で3分、さらにとろ火で5~7分程度加熱する
- パチパチと音が聞こえたら火を消す
- 10分蒸らす
それぞれの工程について、以下で詳しく見ていきましょう。
手順① お米を洗う
はじめに、お米を洗います。お鍋で炊くからといって特別な洗い方をする必要はなく、炊飯器で炊くときと同じように洗ってください。
ポイントは、最初に注いだお水は2~3回かき混ぜたらすぐに捨てることです。最初に注いだお水に長く浸すと、お水に溶け出たぬかの匂いまでお米が吸ってしまいます。
手順② 水気を切りお水に浸す
お米を洗ったら、お米がうっすら見えるくらいの透明度になるまで何度かお水を入れ替えてください。そのあと、一度水気を切ります。
お米の水気を切ったら、改めてきれいなお水を注ぎ入れます。このときに入れるお水の量は、先ほど紹介した水加減の目安(1合につき200ml程度)を参考にしてください。
手順③ 浸水させる
洗ったお米をお水に浸したら、しばらくそのまま置いて浸水させます。浸水させる時間は、夏は30分、冬は1時間が目安です。
浸水させると、お米がだんだん白くなってきます。お米全体が白くなったら、浸水が完了した合図だと思ってください。
手順④ 中火(強火)で沸騰させる
お米を浸水させたら、お水ごとお鍋に移し替えて蓋をし、火にかけます。火加減は、一度にたくさんの量を炊くなら強火、2~3合までなら中火にしてください。
そのまま、お鍋の中が沸騰するのを待ちます。中が見えない蓋のお鍋を使う場合は、ぶくぶくという音がしたり泡が吹きこぼれてきたりしたら、沸騰した合図です。
手順⑤ 少し火を弱めて蓋をあけ、さっくり混ぜる
お鍋が沸騰したら、少し火を弱めて蓋をあけてください。そして、お米をさっくり優しく混ぜます。軽く混ぜる程度で、何度もかき回す必要はありません。
手順⑥ 中火で2分、弱火で3分、さらにとろ火で5~7分程度加熱する
お米を軽くかき混ぜたらお鍋に蓋をして、引き続き火にかけます。中火で2分→弱火で3分→とろ火で5~7分加熱してください。火にかける時間は合計で10分から12分程度です。
中火で加熱中に吹きこぼれてしまう場合は、吹きこぼれない程度まで火を弱めて5分、そのあと弱火で5~7分加熱しましょう。
ただし、これはあくまで目安です。お鍋の形や厚さ、お米の浸水時間等により異なります。慣れてきたら、火にかける時間はお好みで調整してください。
<ポイント>パチパチと音が聞こえたら火を消す
火にかけている途中でパチパチと音が聞こえたら、お鍋の中のお水がなくなった合図です。静かに蓋を開けて、水分が残っていないか確認してください。お鍋の中に水分が残っていなければ、火を消します。
おこげを作りたい場合は、水分がなくなっていることを確認してから再度蓋をして、10秒ほど強火にしてから火を消してください。
手順⑦ 10分蒸らす
火を消したら、そのまま10分蒸らして完成です。炊飯器でご飯を炊くときは蒸らしの時間まで組み込まれていて、炊飯完了の音が鳴ったらすぐに食べられます。一方、お鍋で炊飯する場合は火を消してから蒸らす時間が必要です。
蒸らさないとお米の芯までしっかり炊き上がらないので、蒸らしの時間はとても重要になります。
お鍋で炊飯するときのコツは?
お米をお鍋でおいしく炊き上げるには、いくつかのコツがあります。以下で、お鍋で炊飯するときのコツを2つ紹介するので、こちらもチェックしてみてください。
しっかりとお米を浸水させる
お鍋でご飯を炊く最大のポイントは、お米をしっかり浸水させること。
繰り返しとなりますが、炊飯器でご飯を炊くときは浸水時間も組み込まれているので、お米を洗ってセットしたらすぐに炊飯をスタートしても問題ありません。一方、お鍋で炊飯するときは、火にかける前に浸水の時間をしっかり確保することが大切です。
浸水が不十分だと、お米に芯が残ってしまいます。夏なら30分、冬なら1時間程度、しっかり浸水させましょう。
浸水させるときのお水は、冷水がおすすめです。冷水から炊き始めると、お米のデンプンを分解する酵素が活発化する30度前後の時間が長くなり、ご飯のうまみが増します。
水加減・火加減はその都度の調整でOK
お鍋でご飯を炊くメリットは、火加減や火にかける時間を好みに合わせて調整できること、といえるでしょう。室温やお水の温度、お鍋の種類や新米なのか古米なのか等、様々な条件によってご飯の炊き上がりは変わります。
また、ご飯の硬さやおこげの有無等、人によって好みの炊き上がりは異なります。そのため、最初はレシピどおりに炊いてみて、慣れてきたら自分の好みのご飯になるように調整してみるのがおすすめです。
お鍋で炊飯するならミネラルウォーターや浄水を
お米はお水を吸うので、お米を洗うときや浸水時に使うお水も重要なポイントです。おいしいふっくらご飯に炊き上げるには、ミネラルウォーターや浄水等、お水にもこだわってみてください。特に軟水を使うと、まろやかでふっくらしたご飯に炊き上がります。
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お米のおいしい炊き方については、以下の記事もぜひ参考にしてください。
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