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湧水とは?飲んでも大丈夫?知られていない湧水の定義や意味を解説!

作成者:プレミアムウォーター
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日本全国でこんこんと湧き出る湧水。ところで「湧水」とはどんなお水のことかご存知ですか。また、ミネラルウォーターの原材料表示に記載されている「水(鉱水)」とはどのようなお水で、湧水とはどのような関係があるのでしょうか。

今回は、日本のお水がもっと身近に感じられるよう、湧水の定義から湧水の名所、お水の大切さについて紹介します!

湧水の定義ってなに? 実は細かい!原水の種類

湧水の定義

湧水とは、水循環の過程で地下水が自然状態で地表に流出したもの、もしくは地表水に流入するものです。例えば、世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産として登録されている静岡県の景勝地「白糸ノ滝」があります。

この滝は、富士山の雪解け水が、上部のお水を通す地層と下部の通さない地層の境の絶壁から湧き出していて、その様が絹の糸を垂らしたようであることから、その名がついています。また、「湧水」には、お水がきれい、飲むとおいしい等、様々なイメージがあるかと思いますが、湧水の定義は様々で、濁っているものや、そのままでは飲めないものもあります。
ここでは農林水産省通達のミネラルウォーターの品質表示ガイドラインに定められた主な原水の種類を元に、湧水とは何かを見てみましょう。

主な原水の種類
浅井戸水浅井戸からポンプ等により取水した地下水
深井戸水深井戸からポンプ等により取水した地下水
湧水不圧(自由面)地下水、被圧地下水の区別によることなく、自噴している地下水
鉱泉水自噴する地下水のうち水温が 25℃未満の地下水であり、かつ、溶存鉱物質等により特徴付けられる地下水
温泉水自噴する地下水のうち水温が 25℃以上の地下水、又は、温泉法第2条に規定される溶存鉱物質等により特徴付けられる地下水のうち飲用適のもの
伏流水上下を不透水層にはさまれた透水層が河川と交わるとき透水層内に生じる流水
鉱水ポンプ等により取水した地下水のうち溶存鉱物質等により特徴付けられる地下水

湧水とは、自噴(自然に地下から地表に湧出する現象)している地下水と定義されています。鉱物質等(ミネラル)が含まれている場合は、鉱泉水や温泉水となりますが、広義の意味では「湧水」に含まれます。

ポンプ等を使った場合は、同じ地下水であっても湧水とは言わない、ということもポイントです。また、お水を商品として販売する際、原水の種類を原材料名として必ず表記しなければいけません。

湧水のタイプ

湧水は地域特性に応じて、様々な分布形態を示しますが、地形別に以下7つのタイプに分類されます。※1

湧水のタイプ代表的な地形湧出・存在形態
a)崖線(がいせん)タイプ台地・段丘台地・段丘の崖前面から涌出
b)谷頭(こくとう)タイプ山地、丘陵地馬蹄形や凸地形等の谷地形から湧出
c)湿地・池タイプ高原、低地地下水が低地で湧出し湿地・池等を形成
d) 扇端(せんたん)タイプ扇状地扇状地扇端で地形面と地下水面が交差
(湧出と伏流をくり返す場合もある)
又は被圧地下水が自噴
e)火山タイプ火山山麓溶岩流の積層や岩盤の割れ目を通る裂か水
又は被圧地下水が自噴
f)傾斜丘陵地タイプ傾斜丘陵地堆積層(砂層と泥層)が互層状態で傾斜
又は被圧地下水が自噴
g)その他石灰岩地形等鍾乳洞、その他

湧水の役割や効果

地球上のお水は循環しています。
雨水が地下に浸透し、地下水になったり地表に流れ出たりして海へ注がれ、海水は蒸発して再び雨となって地表へ。この自然の水循環が、人類の水源となっています。また、お水の蒸発散作用によって気温を下げる役割も果たしています。

さらに湧水の水量や水質によって、地下水位の変化や汚染状況等の指標にもなります。

湧水は豊かな自然環境を創り出しており、動植物の貴重な生息環境になると同時に、地域の自然シンボルとしての意味合いもあります。歴史や文化、観光資源としての役割を果たすこともあり、いざ災害となった場合の貴重な水源にもなります。※2

世界に誇れるモノづくりはすごいお水があってこそ

古来より農耕が盛んだった日本では、湧水が農業用水として利用されてきました。世界でも評価の高いモノづくりができたのは、日本の美しいお水があったおかげです。どのように利用されてきたのか、主な例を紹介します。

日本の主食を支えるお米

お米は世界に誇る和食の主食です。 もちろん、作物にとっても稲にとっても、成長のために重要な要素の一つがお水です。光合成をおこない、太陽光と二酸化炭素、水分がなければ成長できません。

地層のミネラル分を含んだ地下水が湧出してできた、川のお水を水田に引くことで、連作障害(毎年同じ畑を使うと地中内の養分バランスが崩れること)を抑え、育成が衰えることもありません。※3

お水には他にも大切な役割があります。それは寒さや暑さから稲を守ることです。 例えば、寒さが厳しいときはお水を深く張ることで保温をする等、稲にとってお水はなくてはならない存在なのです。

日本の気候風土が栽培に適していてなおかつ、お水が身近に存在したからこそ、稲は日本各地で栽培されるようになりました。そして日本人の主食となり、現在では和食としてユネスコ無形文化遺産に登録されるまでになったといえるのではないでしょうか。※4

「SAKE」で親しまれる日本酒

日本酒とは、基本的にお米と麹、お水が主な原料となる醸造酒、その中の清酒のことを指します。 また、お米を使用し、かつ「濾す」工程が入っていなければ日本酒ではありません。※3

日本酒の成分の約80%は水分です。日本酒を作る工程はお酒ごとに異なりますが、酒造りに使われるお水は「仕込み水」と呼ばれ、とても重要な役割を持っています。
この仕込み水の水質によって日本酒の味は大きく変化します。そのため、酒蔵のほとんどは良質なお水がある水源地の近くに位置しています。一般的に軟水を使った日本酒は軽くきれいな味に、硬水を使った日本酒はどっしりとしていてかつキレのある味になるそうです。※5

日本酒は国内の品評会にとどまらず、世界最大規模のワイン品評会「IWC (International Wine Challenge)」のSAKE部門が2007年から開催されています。
9つのカテゴリーに細かく分けられ、それぞれのカテゴリーでブラインドテイスティングによる審査がおこなわれています。※6

日本酒は世界でも受け入れられており、ミシュランガイド掲載レストランにもワインと一緒に並べられています。このように、日本人にとってお水は暮らしの様々なところに根付いていて、お水に対して愛着をもっているからこそ全国に名水地があります。つまり日本人にとってお水はなくてはならない存在なのです。

日本に数ある名水。栄えある1位はどこのお水?

日本全国の自然豊かなところで「名水」という言葉をよく目にすると思います。これは、環境省が全国に存在する河川や湧水の啓蒙普及を図り、また水質保全への認識を深めることを目的として、昭和60年制定の「名水百選」や平成20年制定の「平成の名水百選」で200か所が選定されたものです。
また、「名水百選」選定から30周年を迎えたことを記念して、平成27年度に「名水百選」選抜総選挙が実施されています。

では、どういった場所が名水として選定されているのでしょうか。

「名水百選」選抜総選挙で選ばれたものから「観光地として素晴らしい名水部門」「景観が素晴らしい名水部門」「秘境として素晴らしい名水部門」の第1位を紹介します。

観光地として素晴らしい名水部門/景観が素晴らしい名水部門1位

安曇野わさび田湧水群(長野県安曇野市)

観光地として素晴らしい名水部門と景観が素晴らしい名水部門で第1位に選ばれています。
特徴として、北アルプスからの雪解け水が地下を通って日量70万トンもの湧水量があります。そして真夏でも水温が15度を超えない清らかなお水は、わさび栽培等循環利用されています。

秘境として素晴らしい名水部門1位

鳥川ホタルの里湧水群(愛知県岡崎市)

その名のとおり「ゲンジボタル」の生息地として知られており、毎年多くの人が訪れます。安定した水量と澄んだ水質が特徴です。
このように日本には各地に名水と呼ばれるお水があり、それらは地域住民の保全活動等によって保たれています。

名水でも飲めないものがあるって本当?

ひとつ注意したいのは名水に選ばれているお水でも、すべてが自然のまま飲めるわけではないという点です。飲む場合は、所在の自治体に確認する必要があります。

なぜなら地球上のお水は循環しており、その過程で人間の出す汚染物質にさらされているからです。産業経済活動が活発になり、わたしたちの生活が便利になる一方で、湧水の水質汚濁や河川流量の減少、親水性の低下、湧水の枯渇、生態系の変化等といった多くの問題が生まれているのです。

例え、名水に選ばれているからといって、水質等をしっかり調査しなければ飲用水に適しているかどうかはわかりません。また、以前は飲めた湧水でも、環境の変化により汚染されている可能性も捨てきれないのです。

一方で水量や水質、水生生物といった環境を保全しようという取り組みが始まっています。様々な調査がおこなわれ、人々と深い繋がりがある湧水を守るために、自治体や地域で保全活動がおこなわれています。※1

プレミアムウォーターのお水は世界も認める味

日本の天然水は世界にも通用するおいしさです。
中でもプレミアムウォーターの天然水は、2023年モンドセレクションにて優秀品質最高金賞・優秀品質金賞を受賞しています。

モンドセレクションとは、優秀品質の国際評価機関として1961年に設立されたベルギー政府系の民間団体です。審査員は、官能評価、製品品質指標、科学的評価等の様々な角度から評価をおこない、各項目の総合得点によってそれぞれの賞が決められます。※7

プレミアムウォーターの天然水は、おいしさの指標とされる溶存酸素が減少しない「非加熱処理」をおこなっています。「非加熱処理」ができるのは、元々の原水がきれいだからこそです。口当たりがやわらかで新鮮、バランスの良いミネラル成分等の評価で、全水源の天然水で受賞いたしました。

  • ※優秀品質最高金賞:北アルプス・吉野・朝来・金城
  • ※優秀品質金賞:富士吉田・富士・岐阜北方・南阿蘇

つまり、日本という土地だからこそ生まれたおいしいお水といえます。

しかしながら、近年日本では渇水がたびたび起こり、水道水の断水や農作物の成長不良、工場用水の不足等の被害が起こっているのも事実です。大切な水資源を未来につなげるためには、お水について学び、もっと知ることが必要だといえます。
今回は湧水や原水の種類等をご紹介しました。これを機にお水への意識が変わり、お水をより身近に感じてもらえたらうれしいです。

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