水分補給は入浴前? 入浴後? 油断できないお風呂の注意点
このご時世、忙しいからといってシャワーだけで入浴を済ませていませんか?入浴はきちんと湯船につかることが大事です。
ぬるめの温度のお風呂に入浴することで副交感神経が働き、リラックスすることができます。また、全身の発汗を促す習慣を身体に覚えさせるための大切な時間になります。
その大切な入浴時に気をつけるべき点がひとつあります。それは何かというと「水分補給」です!
入浴をしている際、知らず知らずのうちに脱水状態になってしまうことがあります。
脱水症状を防ぐためには、どのタイミングで水分補給をするのが良いのでしょうか。今回は入浴と水分補給について紹介します。
目次
水分補給は「入浴前」?「入浴後」?
みなさんは入浴するときは、どれくらいの時間入っているでしょうか。長く入っている方もいれば、すぐに出てしまうという方もいると思います。
正直、入浴時間については年齢や、健康状態等の様々な状況によって異なるので、「この時間が絶対に良い!」という時間はありません。しかし、そうなるとどこまでお湯につかっていればよいか迷ってしまいますよね。
目安になるタイミングは、39±1℃のお湯に、ほんのりと額に汗が出る程度の時間だそうです。※1
入浴中から入浴後の1時間は、たくさんの汗が身体の外に出ていきます。そのため、お風呂あがりの身体は、水分が失われることで、血液が濃縮してしまい、血管が詰まりやすくなってしまいます。特に、高齢者の人は脳梗塞や心筋梗塞になりやすくなってしまうので注意が必要です。
そのため、習慣にしてほしいことが、「入浴前」と「入浴後」にコップ1杯のお水を飲むことです。のどが渇いていなくても、意識的に飲むことが大切です。入浴前に1杯のお水を飲むことで発汗を促し、入浴後にさらにもう1杯のお水を飲み、体内の水分量を減らさないように心がけましょう!
脱水症の危険性とは
身体の中のお水は常に循環しています。1日に失われる水分量は、成人男性で呼気や尿等、合計すると約2.5ℓにものぼります。
こうして失われた水分量をきちんと摂取しなければ、脱水症状を引き起こす可能性が高くなってしまいます。
体重減少率で分かる重症度合い
体重60㎏の方を例に脱水による体重の減少率でどのような症状が出るのか紹介します。※2
約1~2%(約0.6~1.2㎏)減少するとのどの渇きや食欲不振があらわれます。
約3~9%(約1.8~5.4㎏)減少すると初めは頭痛や、眠気、脱力感におそわれ情緒不安定にもなり、徐々に腎不全や、昏睡状態にまで陥る可能性が上がります。
約10%以上(約6㎏以上)を失うと重度の脱水症となり、死に至ってしまいます。
このように、人間は体内水分量が減少するだけでも、生命の維持活動に多大な影響を及ぼします。意識的にお水を飲むようになることで、こういった危険から回避できます。
冬の脱水症にご用心!
冬場は、空気の乾燥によって体内の水分が失われやすく、水分摂取が少なくなることから、日常的に「かくれ脱水」の可能性が高くなります。
冬場の脱水症を引き起こす原因は「乾燥」
理由としては、空気の乾燥があげられます。現代の住宅は、エアコン等の暖房器具やお部屋の気密性が高いので湿度が下がります。
乾燥した環境では、粘膜や呼気から日常生活で失われる水分(不感蒸泄)が無自覚のまま増えてしまいます。つまり冬場は、日常的に生活する中で、知らず知らずのうちに身体から水分が失われる量が増えていることになります。
また、冬は身体から水分を失っている自覚が少なく、水分の摂取量が減少します。体感温度が低いとのどの渇きを感じにくいことも理由のひとつですが、身体を冷やしたくない、トイレの回数を減らしたい等の理由で、水分摂取を控える方もいます。
このように、ただでさえ入浴時は脱水しやすいにも関わらず、冬の入浴時は夏に比べて、日常的に脱水のリスクが高くなります。意識的に入浴前、入浴後に水分補給をおこなうようにしましょう。
すぐに分かる「隠れ脱水」の見分け方
実は自身が脱水状態であるかどうか簡単に見分けることができます。 入浴する前に確認してみましょう。※3
手の親指の爪を押す
親指の爪を白くなるまで強く押してから離し、元の色に戻るまで3秒以上かかる場合は脱水症状になっている可能性がある。
舌の状態を確認する
舌がざらざらしている、または表面が白っぽい場合は脱水状態の可能性がある。
入浴時以外にも、冬は暖房の効いたお部屋で過ごすことが多いと思います。そういった場合は、喉の渇きを感じる前のこまめな水分補給を心がけることが大切です。
こまめな水分補給をおこなうことで粘膜が常に潤っている状態になるので、風邪になる可能性も低くなります。日常生活での脱水対策としては、白湯で身体を温めつつ、水分補給をおこなうのも良いでしょう。
入浴前後の水分補給をするなら何を飲むのが良い?
水分補給として望ましいのは、やはり「お水」です。ですが、冷たいお水は胃腸を中心に身体を冷やしてしまうため、注意が必要です。
また、入浴後によく飲まれるビール等のアルコール類は避けてください。
お酒好きの方は「お風呂あがりのビールは最高!」と思うかもしれませんが、特にビールは利尿作用が高いので水分補給にはなりません。※2
プレミアムウォーターのお水は、日本人にとって飲みやすい軟水の天然水なので口当たりも良く、入浴後はもちろん入浴前の水分補給におすすめです。 身体のことを考えて、入浴前後の飲み物はできるだけお水を摂取しましょう!
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参考文献
- ※1 Q3 1回の入浴時間は?(一般財団法人日本健康開発財団)
- ※2 ゼロから理解する水の基本(監修千賀裕太郎/2013)
- ※3 体の不調を治す! 水飲み健康法(監修森下克也/2017)
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