奈良県吉野町は、美林に恵まれた山々、豊かで清らかな流れをみせる吉野川等、雄大な自然によって育まれた水資源の豊富な採水地。

桜の名所として知られている世界遺産の吉野大峯（吉野山を含む、紀伊山地の霊場と参詣道）には、まるで雲の絨毯のように谷から尾根を覆う豪華な桜があり、春の桜だけでなく、夏の鮮やかな緑や、秋の紅葉、冬は枯淡の景色等、四季折々の雄大な自然が広がっている場所です。

古くは古事記・日本書紀・万葉集にも記述される歴史のある町で、かつて「神仙境（＝神様や仙人が住むような理想的な土地）」と呼ばれ、不老長寿伝説が生まれたほど豊かな自然に恵まれた場所でもあります。

吉野町は、「吉野杉」の産地としても広く知られております。吉野杉は他の杉より強度があって美しい淡紅色をしており、香りや色つやも良いため、酒樽に用いられてきた歴史を持ちます。

この吉野杉を支えているのが吉野の土壌で、この地域の土壌はリン酸カリウム、珪酸塩類を含み、保水性と透水性が極めて良好であるからこそ、その恩恵を受けて質の高い天然水が生み出されます。

そして、この質の高い天然水が流れる吉野川には、「清流の女王」と呼ばれるアユの中でも幻の味を持つとされる桜鮎が生息していて、このアユは古事記や日本書紀の伝承にも登場し、万葉集にも歌われた特別な存在です。

また、この地域では、自然の恵みが凝縮された吉野山渓の伏流水を活用して、地酒や米、吉野葛、柿の葉寿司など多くの美味が生まれています。

全国的にも雨が多い地域である吉野では、日本三百名山のひとつに数えられる竜門岳へ豊富な雨雪が降り注がれます。そして土壌に浸透し、約500mもの深さで地中ろ過され、ゆっくりと浄化されて栄養素が溶け込み、ミネラルを多く溶け込んだ天然水となって湧き上がります。

プレミアムウォーターでは、この湧きあがった透明度の高い地下水を、竜門岳付近で採水工場まで直接引きこんでおり、そこでくみ上げた原水は丁寧にフィルターで除菌処理をおこない、採水したそのままの透明感を味わっていただけるように「非加熱処理」にてボトリングをしています。

水質としては硬度57mg/Lの軟水で、理想的な４大ミネラルのバランスに加え、皮膚や毛髪等、体の様々な部位に含まれる「シリカ」、アーモンドやブロッコリー等にも含まれている硫酸塩と呼ばれる「サルフェート」が含有されており、自然そのままの混じり気のない透き通ったおいしさを味わうことができます。